共に受けた鬼殺隊の最終選別で義勇を守り切れずに死なせてしまった錆兎はそれ以降、鬼殺隊に入らず打倒鬼舞辻無惨を目指し続けていたが、ある日産屋敷耀哉に呼び出され、無惨を倒すまでは時を巻き戻る彼と共に時を巻き戻り、共に打倒無惨を目指そうと誘われる。
錆兎は気が付くと狭霧山の鱗滝師範の元に引き取られた翌朝に巻き戻っていた。
そこから前世の過ちを繰り返さぬよう、錆兎の修業の日々が始まった。
巻き戻って鱗滝師範の元に引き取られて半月。
とうとう義勇が狭霧山に来る日になり、師範に命じられた錆兎は途中まで義勇を迎えに行くことに。
姉を鬼に殺されて田舎に送ろうとする親戚の手から逃げ出した義勇は逃げ込んだ山で鬼に襲われかけた時、おとぎ話の主人公のような男の子に出会う。
義勇が来た日から最終選別までの日々。
今度こそ一緒に突破をと言う思いを込めて義勇と最終選別に臨む錆兎。
無事最終選別を超えて揃って鱗滝先生の元へ戻る錆兎と義勇。
何故か初任務のラスボスが下弦の鬼だった。
そして任務後、前世で共犯になることを約束した産屋敷耀哉に水柱となって鬼殺隊を先導する御旗となることを依頼される。
水柱と御旗を了承した錆兎にお館様から大きく立派な水柱屋敷を与えられた。
師範であった元柱でもある実父が途中で稽古をつけてくれなくなったため、書物で炎の型を学び続けた杏寿郎。
だがどうしても書物ではわからないところがあって困っていたら、お館様が若き柱である錆兎に稽古をつけてもらえるよう口を聞いてくれて杏寿郎は彼に剣技を教わるため水柱屋敷を訪ねることになった。
桃太郎の姫君と呼ばれる義勇は実はとてつもなく強いが、護衛役の村田以外にはそれを隠している。
そのため義勇が倒した鬼は村田が倒したことになっていて、村田は桃太郎の右腕のとてつもなく強い隊士と誤解されるようになっていた。
煉獄杏寿郎が無事炎柱になったところで、錆兎はお館様に呼び出され、今度は前世の風柱不死川実弥に接触を持って、鬼殺隊に入隊できるよう剣技を教えていくように命じられる。
お館様の命により前世での風柱の不死川実弥を拾って柱にするお膳立てをした錆兎。
それで再度、水柱屋敷の桃太郎に師事すれば柱になれると桃太郎屋敷ブームが最熱する。
煉獄兄弟と芝居を観に行く義勇。
そこに現れる上弦の伍。
それに捕らわれる義勇を救ったのは、同じ上弦の参の猗窩座だった。
今生で初めて上弦を倒したことで、改めて上弦戦に向けての計画を建てる耀哉と錆兎。
その前に…と、錆兎が申し出たのは幼い頃に義勇が口にした望みを叶えてやることだった。
同性なので正式に嫁には出来ないが、二人の間だけで祝言のようなものを挙げてやろうと思っていた錆兎だが、お館様の手配でいつのまにか柱連中も巻き込んだ立派な祝言をやることになっていた。
夫婦になった最初の夜。
初めての夜を終えて翌日ダラダラと過ごしていると祝いが届いていると渡された箱。
誰からだ？と不思議に思ったが、それはなんと猗窩座から全く悪気なく届けられたとんでもない贈り物だった。
朝、義勇がふと思い出した奥方様の3日で花を落として花嫁から嫁になれという言葉に何故3日なのだろうか…と思っていると、翌朝、その答えが送られてきた。
ある任務の帰り、村田は煉獄と不死川が二人で対峙していた上弦の肆の加勢を命じられて現場に向かう途中、たまたま蹴とばしてしまった小さな小さな鬼の首を斬るがそれは…
村田が前代未聞、上弦を斬った男になった直後、錆兎もまた世紀の大決戦に出向くことになった。
決戦の場でも顔色の悪い猗窩座に理由を問われ、義勇の体調不良を口にする錆兎。
すると猗窩座はとんでもない事実を錆兎に告げた。
なかなか戦闘に入らない猗窩座を見てちょっかいをかけに来た上弦の弐童磨。
それに辛勝する錆兎だが…
敵ではあるが恩ある猗窩座が自分が原因で理不尽に殺されて落ち込む錆兎。
しかし帰宅して猗窩座から聞いた子のことを告げると手放しで喜ぶ義勇の愛らしさに前向きな気持ちになっていく。
上弦の弐、参、肆、伍と倒れたところで、無惨戦前に少しでも数を減らそうと、宇髄と共に上弦の陸を倒すことになった錆兎。
決戦の夜を待つ間、話の流れで宇髄に全てを打ち明ける錆兎。
上弦の陸の潜む遊郭に客として訪ねる宇髄と錆兎
最後の弟子達に子が出来た事を知って東京に出てきた元水柱鱗滝左近次。
師範の嫁と子を気にかけて訪ねてきては家事に勤しむ継子柱達。
対無惨の決戦に向けて計画を練る耀哉と錆兎と宇髄。
義勇がお産に入って動揺する錆兎とそれを元気づける宇髄と継子柱達。
とうとう錆兎と義勇の子どもが産まれる。
近々決戦を控えつつ、錆兎と義勇の子が産まれてからは水柱屋敷でその世話に勤しむ継子柱。
子ども達と昼寝でもと思っていたら夜まで寝過ごしてしまった義勇の元に、子を授けてくれた子授け鬼が決戦前に最後に挨拶に訪れる。
決戦当日、他の柱に先んじて産屋敷邸に急ぐ錆兎、宇髄、不死川は、山守九郎という少年隊士に声をかけられる。
他の親族のように山できこりや炭焼きになるのが嫌で街に出てきたという九郎は、不死川がポロリとこれから最終決戦に向かう旨をこぼしてしまったことから、出世したいと一緒についてきてしまう。
こうして予定になかった少年隊士を一人加え、対無惨の最終決戦が始まった。
皆で鬼の居ない世の日の出をみよう！
その想いを胸に産屋敷邸に集結する柱達。
鬼の居ない世になった後の桃太郎達。
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