kmt ペナルティらぶSBG
やっぱり帰るべきだった。 その場に不死川の姿をみかけた時点で帰るべきだった。 宇随と不死川と飲んでいた居酒屋を飛び出した義勇は、つい数時間前にあとにした会社の正面出口横に立ち尽くしていた。
──宇随、頼むっ!!ほんっとに今度こそバカやらねえからっ!! 小学生時代からの幼馴染二人。 どちらも宇随にとっては大切で、どちらも幸せになってほしいとは思っていた。 だからそのうちの一人、不死川に土下座されて、それだけの覚悟があるならと協力したのだが…これは……
1_プロローグ
kmt 人生やり直しバトル
──…というわけでな、 と錆兎は読めない笑顔を浮かべた。
話を聞く限り、確かにキラキラしいし、実際、幸せな人生だったのだろう。 異性である女性隊員達が、そんなかっこいい異性の華々しい人生を聞けば楽しいのだろうと思った。 しかしそこでふと思う。 「なあ…」 「ん?」 「やっぱりわかんねえんだけど…」 「何がだ??」 「お前らが幸せな恋人同...
「そもそもが…最初の人生の時に鬼になった元月彦…無惨に遭遇したことがあるんだが、俺が斬り損ねた無惨を射抜いたのは義勇の方だったしな」 錆兎は強いんだっ! と義勇が誇らしげに自慢するのはよく聞いていたが、逆は初めて見る気がする。
義勇…と、そう言葉に乗せる時の錆兎の声はなんというかとても優しく甘やかになる。 ああ、この淡々とどちらかと言うと本質が武に偏った男がこんな声で呼ぶのだから、それはそれは特別なのだろう。
──今から900年ほど前のことだ… と言う言葉で錆兎の話は始まった。
水柱屋敷で真菰に原稿を渡しながら錆兎に面会を申し込むと、真菰に ──え~。錆兎疲れてるから、何かあるならあたしが聞くけど? と言われてしまう。
──さすがお館様!あの不死川の暴挙にはそんな深謀遠慮があったとはっ! ──無惨もあっさりひっかかりましたねっ