kmt ペナルティらぶアナザーSBG
──俺ァそこまでやれって言ってねえぞっ!!告白だけで良いんだァっ!! いきなり怒鳴る実弥に宇髄は天を仰いでため息をつく。 相手によっては喧嘩だな、こりゃあ…と思いながらも、その相手は錆兎だ。 同じレベルで喧嘩なんてしてやるはずもない。 ということでコソコソと片付けが面倒なものを実...
──あ~…始まったなぁ、こりゃ… と、本題に入る気配を察知して、宇髄はこぼれると片付けが大変そうなものをそっと実弥から遠ざけ始める。
それからも実弥は彼にしてはずいぶんと我慢をした。 まず即確認したいところを飲食物の準備ができるまで我慢した。
この1週間、すごく長かった! 先週の金曜日に宇髄に呼び出してもらった錆兎に罰ゲームとして義勇に告白させる事に成功して、あとは罰ゲームだと知って傷ついた義勇を慰めてそのまま交際に持ち込む手筈だった。
──久しいな、不死川っ! ドアを開けて中に促すと、錆兎はまずキッチンに荷物を置いたうえで、リビングの実弥にそう声をかけた。
──そろそろ着く。目の前のコインパーキング止めるから料理運ぶの手伝ってくれ。 上機嫌で飲み食いを始めている実弥をもう他人事のように眺めながらあらかじめ出しておいた割れても構わない食器をテーブルに出していると、スマホが振動して錆兎から連絡が入った。
ペナルティらぶアナザーSBG
当日…プレッシャーに耐え切れずに午後は半休を取って帰宅した。 自分がこんなにメンタルが弱いとは思ってもみなかった。 だが考えてみれば、十数年も友人と自分で思っているのは3人きりだったのだ。 その構図が変わると思えば、さすがに宇髄でも緊張くらいはする。
金曜の決戦日を迎える前々日の水曜の終業時、宇髄はスマホを取り出してアドレス帳を覗く。 そして、前回の飲み会ではつまみを作る食材をたくさん買い込んでおいたのだが、今回はどうする?と錆兎にお伺いを立てた。
──来週の金曜日にお前ん家集合な。それまでは二人とも静観してろ。 それは日曜の午後に錆兎から来たメッセージだ。 金曜の夜中に帰ったから、土曜の朝までには計画を練って午前中には動くだろうと思っていたら案の定である。
そこからの錆兎はちょっと変わっていた。 ──これ…確認して変えたいところがあれば言ってくれ。 と出されたのは表紙を含めて3枚ほどの計画表。 最初のページをめくってみると、これから半年ほどのスケジュールが見やすくまとめられている。 そう、まるで仕事のように。 あえて義勇が仕事で見て...