秘密のランチな関係前編_11

そして結果的に…この秘密は随分と面白い状況を生み出した。 周り…特にラテンズが面白い。

秘密のランチな関係前編_10

イギリスをホテルに送って行って次の日の朝。 実は最近日本の“キャラ弁”に凝っているプロイセンはそれに必要な各種材料を日本から送ってもらっていた。 それを駆使して早朝からイギリスのためのランチの制作を開始する。

秘密のランチな関係前編_9

正直、プロイセンも今の状況を楽しんでいる。 あの初めてイギリスが泣いているのを見た日、自宅に連れて帰って一緒に食材の下準備をしたあと、一緒に作った食事を摂りながらイギリスの話を聞いてやった。

秘密のランチな関係前編_8

「今日のコンポート、あれ良いアイディアだな。 保冷剤にもなるデザートなんて、さすがイギリスだな。 最初は俺の子どもになりてえとか言ってたけど、他の家事は万端だし料理も美味くなってきたし、今はむしろ子どもより嫁にでもなれそうだな。」

秘密のランチな関係前編_7

最初は昼時に悪友達の誘いを断ったプロイセンが、控室で本人が作ったにしてはありえない可愛らしい弁当を食べていたのを目撃したイタリア兄弟から、プロイセンが彼女の手作りの弁当を食べている…と広まったのがきっかけだった。

秘密のランチな関係前編_6

そうして2カ月後… 今回のイギリスで開かれている世界会議… 主催国イギリスにはちょっとした楽しみがある。 それは……

秘密のランチな関係前編_5

イギリスが…あのイギリスが、子どものように真剣な様子でフォークをサクサク豚バラブロックに突き刺している。

秘密のランチな関係前編_4

プロイセンの家につくと一旦荷物を置き、プロイセンはキッチンに。 程よく筋肉のついたスラっとした長身にシンプルな黒いエプロンをつけ、いかにも手慣れてますと言った感じでテキパキと茶の準備をする。