ヒロイン絶賛傷心中26

「まじか、あのめちゃくちゃなカオスさが全部計算ずくかよ~~!!」 後ろにひっくり返って、そのまま畳の床に寝ころぶと、見慣れたクリーム色の天井を眺めつつ、ギルベルトはくしゃりと自分の銀色の前髪をつかむ。

ヒロイン絶賛傷心中30

4:人目のお友達 雑誌は立ち読んだけど…(こんなふざけた戯言書く出版社に400円と言えども寄付したくないっ(-_-#))

ヒロイン絶賛傷心中29

【浅葱祈愛】天使ちゃんと親分を応援するスレ【許すまじ】 1:人目のお友達 売り出しホヤホヤ、アイドルユニット悪友の弟分?天使ちゃんことアーサー・カークランド君について語るスレ別館です。 今回は緊急に別スレ作りましたっ! アンチはつ【出口】

ヒロイン絶賛傷心中28

「ほなら…なんで自分の女優のイメージに傷つけてまであんな風にかばってくれたん?」 そう、自分じゃないと嘘をついても仕方ないが、だからと言ってそれならなおさらあそこで自らの発言のせいだと嘘をつく意味もない。

ヒロイン絶賛傷心中27

スタジオ内は一応まだ殊勝な顔で…しかしようやく駐車場について愛車に乗ると、アントーニョはようやくホッと一息ついて、その顔に安堵の笑みが浮かぶ。 鞄を後部座席に放り込み、運転席でシートベルトを付けてエンジンをいれた瞬間、震える電話。

ヒロイン絶賛傷心中25

「わけわからん環境やったら皆とりあえず説明して欲しいて話すんの待つやろ? 学校の教室の退屈な授業みたいなんやったら、騒ぎ出すやん。 退屈せん環境で、退屈せんパフォーマンスしながら、自分の言いたい事主張すんのが一番や。

ヒロイン絶賛傷心中24

「は~。疲れたわぁ~」 会見が終わって楽屋に戻り、即ネクタイを引き抜いてスーツの上着を放り出すアントーニョ。 こうやって楽屋にいる時にいつも一緒のアーサーがそばにいないのは、本当に何ヶ月ぶりだろうか…。 ホッと一息つく時にだきしめる細い身体がないのが妙に寂しい。 ...

ヒロイン絶賛傷心中23

「…………」 あっけらかんと言う祈愛に、アントーニョは頭を抱えた。

ヒロイン絶賛傷心中22

「ちょっと良いから聞いてっ!」 との祈愛の声に、記者団が食い入るように祈愛に注目する。 そうして少し静かになったところで、祈愛はウェンズディの記者の方に視線をやって、

ヒロイン絶賛傷心中21

むしろアントーニョと記者を交互に撮影しているところもあるようで、こちらもこちらでここまでとなると引っ込みがつかなくなってきたようだ。 とうとう口を開きかけた時、いきなり乱入者が現れた。