ちびちびパニック後編6_青い大地の果てにあるもの番外

「ルート、どうしようっ!俺ちっちゃなままかもしれないよっ!!」 とりあえずルートヴィヒの部屋に戻ってふたりきりになっても、泣きながら手足をバタバタさせるフェリシアーノに、ルートは少し困ったように眉を寄せた。

ちびちびパニック後編5_青い大地の果てにあるもの番外

レインが食堂に入って行くと、何故かアイラとアントーニョが和んでいた。 「アントーニョさん、ちょっと話が…」 と、とりあえず声をかけたもののどうしたものかと思っていたレインの足元を、黒い不気味な生物が横切った。 「きゃあぁぁあ!!!!!」 悲鳴をあげて飛び退くレインに向...

ちびちびパニック後編4_青い大地の果てにあるもの番外

「な~、やっぱし可愛え方がええんかなぁ?」 来ると言ったアーサーが何故か来るのに随分時間がかかっているので、その間にダメになったプチフールの代わりを作ろうと再度試作品作りを始めたアイラの後ろで、その手で器用に飾り付けられるプチフールを前にため息を付くアントーニョ。

ちびちびパニック後編3_青い大地の果てにあるもの番外

こうして二人が庭師の妙香がいるであろう中庭についた時、そこには妙香と一緒にもう一人、ブレインの作業員のレインがいた。

ちびちびパニック後編2_青い大地の果てにあるもの番外

「不審な影ねぇ…大きさは?お二人くらい?」 ミクはひと通り騒いで落ち着いたのか、真剣な眼でキーボードに指を滑らせる。 ディスプレイにはいくつもの画面が開いては消え、やがてピタっと一つの画面で止まった。

ちびちびパニック後編1_青い大地の果てにあるもの番外

「……っっ!!!!」 アーサーとフェリシアーノ…チビ天使組をこっそり少し大きめのポーチの中に忍ばせて羽子がまず向かった先は、ブレイン本部。 そこにはやはり乙女ジャーナルつながりの知り合い、ミクがいる。

ちびちびパニック前編2_青い大地の果てにあるもの番外

事の起こりは今朝のこと、最近少し沈みがちだった双子の兄ロヴィーノが珍しく鼻歌まじりにキッチンに立っていた。 物腰がぶっきらぼうなロヴィーノは対人間関係に関しては不器用なのだが、実は手先は非常に器用だ。 スラリとした細身の身体に黒いエプロンをまとい、くるくるとピザ皮を作ってい...

ちびちびパニック前編1_青い大地の果てにあるもの番外

「羽子、助けろっ!」 世界の警察ブルーアースの本部に与えられた部屋の中で寛いでいた羽子の目の前に現れたのは、掌に乗ってしまうくらいの大きさの可愛らしいアーサーとフェリシアーノ。

青い大地の果てにあるもの7章_5

乙女の野望 「天使組…ああ、天使組萌え…」 セキュリティ管理をしているティナの元へはちょくちょく乙女ジャーナルの乙女達が集う。 今日もそんな感じで医務室にある監視カメラ目当てで来ていた羽子と 妙香 は、二人で手を取り合ってはしゃいでいた。

青い大地の果てにあるもの7章_4

天使組 「ゴメン。ほんっとにゴメンネ」 あの本部急襲の日から毎日、フェリシアーノがいまだ病室のアーサーの所を訪ねてくる。

青い大地の果てにあるもの7章_3

相互理解的和解が生む友情以上の関係?その後 こうして夕方まで休んで戻ったロヴィーノが翌日半休を取って午後にブレイン本部のドアをくぐると、何故か一斉に視線が自分に向けられている事に気づいた。

青い大地の果てにあるもの7章_2

相互理解的和解が生む友情以上の関係?私室編 頭が痛い...気持ちも悪い...。 ウッと吐き気にうめくと、すかさず柔らかい布が敷き詰められた袋が口元に差し出された。