ぺなるてぃ・らぶ・アナザー8章_4

妄想?暴走? 「自分…あの子に一体何したん?」 二人が出て行った後に必死に手足を縛ったネクタイを解こうともがいて、ようやくほどけかけたところに、タイミング悪くスペインが一人で帰ってきた。 笑顔が黒い、死ぬほど怖い。 本気で異端審問の時代にタイムスリップしたかのような...

ぺなるてぃ・らぶ・アナザー8章_3

「スペイン……あ、あの………」 最悪の事態だ…と、イギリスは真っ青になる。 と、同時に反転。 キッチンにある裏口から逃走した。

ぺなるてぃ・らぶ・アナザー8章_2

昔ローマ帝国の元で一緒に育った一見明るく人当たりの良いイベリアの少年は、人にも物にもめったに執着しない子どもであった。

ぺなるてぃ・らぶ・アナザー8章_1

陰謀 ――親分な、自分のモンにちょっかいかけられんの好きやないねん。 親分の大事なあの子におかしな事吹き込んだら…スペインブーツだけじゃすまさへんで? ……なあ、フラン?――

ぺなるてぃ・らぶ・アナザー7章_5

「お前、何すんだよ、ばかぁ!!」 抱え込んでいるスペインの手を振り払い、殴られて壁にふっとばされてそのまま気を失ったフランスに駆け寄るイギリスに、スペインの機嫌は急降下する。

ぺなるてぃ・らぶ・アナザー7章_4

Fの悲劇 イギリスから電話が来た。 いわく… 「明日、英仏間で仕事関係の話がある事にしろっ!」

ぺなるてぃ・らぶ・アナザー7章_3

――結構お似合いだと思いますよ? 流されて籍を入れてしまった旨を報告したら、遠方の同じ島国の親友は電話の向こうで穏やかに笑った。

ぺなるてぃ・らぶ・アナザー7章_2

動揺の朝 「おはようさん。眠かったら寝ててもええけど、とりあえずご飯だけ食べよか~。」 柔らかい声と共に降ってくる口付けで目が覚めた。

ぺなるてぃ・らぶ・アナザー7章_1

ハッピーモーニング 朝の日差しがいつもより柔らかく感じる。 まあ自分の幸せな気分のせいなのだろうが…。

ぺなるてぃ・らぶ・アナザー6章_4

塞がれた退路 とりあえずイギリスが色々考える前に、通常なら郵送などで時間のかかる外国人との婚姻する際の書類を一式即自宅に届けてもらえるように秘書に電話する。

ぺなるてぃ・らぶ・アナザー6章_3

トマトとティディの化かし合いから愛は生まれるか? ――親分のモンになったって? 最初 『なぁ、自分もう親分のお宝ちゃんになり?』 と言って 『わけわかんねえ…』 と返された。

ぺなるてぃ・らぶ・アナザー6章_2

とにかく早急にイギリスを抱え込んでしまわなければならない。 昔から可愛いかったが、あそこまで可愛らしく育ってしまったら本当に危ない。 他に取られる。

ぺなるてぃ・らぶ・アナザー6章_1

フラグ完成 とりあえず無事風呂をクリアして、自分はシャワーを浴びる。

ぺなるてぃ・らぶ・アナザー5章_1

謎 気づけば寝室に逆戻りしていた。 そしてそのままベッドの上に降ろされ、スペインが覆いかぶさるようにして思いつめた顔で見下ろしてくる。

ぺなるてぃ・らぶ・アナザー5章_7

――うん…て言うたって? 色っぽいイケボイスで耳元で囁かれて、イギリスは動揺した。 そして混乱しきった頭で考える。

ぺなるてぃ・らぶ・アナザー5章_6

発端は日本に授けられた“素直に甘える作戦”だった。 自分ではそんな経験はないから、過去、まだ素直で可愛かった頃の新大陸の子ども達の行動を真似てみようと思いたってあれこれ行動していた。

ぺなるてぃ・らぶ・アナザー5章_5

攻防の勝利者 ――日本、日本、日本…どうしようっ?!! イギリスは脳内でひたすら親友の名を呼ぶ…が、当然応えはない。

ぺなるてぃ・らぶ・アナザー5章_4

花畑にフラグを立てろっ! ――誘われているのか天然なのか正直もうわからない……。 夜…何故かスペインは風呂でイギリスの髪を洗ってやっている。 傍からみるだけなら硬そうな見た目に反して触れると柔らかいその髪は、持ち主であるイギリスとよく似ている。

ぺなるてぃ・らぶ・アナザー5章_3

その後も可愛らしく顔を綻ばせながらオンセを摂ったあと、リビングのソファでご機嫌で刺繍をさしているのも愛らしい。

ぺなるてぃ・らぶ・アナザー5章_2

スペイン親分の葛藤 ――忍耐と理性を試されている気がしてきた……