ばかっぷる 目次
◆ 馬鹿っぷる危険!近づくべからず 齢1000歳以上にもなって経験がない!…それを恋人スペインに言えないイギリス。 言えないならバレル前に経験をしてしまえ!と、フランス宅へ駆け込んだら… ◆ 馬鹿っぷる危険!会議はピンク色 誤解が解けて馬鹿っぷるが無事結ばれた翌日...
ばかっぷる
「ふざけんなっ!ばかぁっ!!」 大きな目に涙がいっぱい溢れている可愛らしさに見とれていたら、いきなり殴り飛ばされた。 この可愛さでこのパンチ…反則である。
その日は久々に悪友3人集まっていた。 正確には、スペインが夜こうして飲み会に参加する事が久々なのだ。 最近スペインは暇さえあれば出来立ての可愛い可愛い恋人と過ごしているからである。
「ここっ!ネットで見たことあるけど、すごい人気なんだろ? 部屋とるの大変だっただろ。」 チェックインを済ませて部屋へ落ち着くと、イギリスは目をキラキラさせてスペインをふりむいた。
そして…かつて知ったる悪友の家。 当たり前に持っている合鍵で中に入ったはいいが……
「経験?俺のこと何歳だと思ってんだよ。さすがにないわけないだろ」 それはスペイン的にはなかなかショックなセリフではあった。
ネーションウォーズ-超大国の逆襲 クリスマスイブの朝…腐れ縁に押しかけられて馬鹿っぷるの惚気なんだか揉め事なんだかよくわからない事に巻き込まれ…それがようやく終わったと思ったら、その腐れ縁に腐った感情を持っている某超大国が押しかけてきた。
お兄さんのクリスマス終了のお知らせ ああ、なんでお兄さん、クリスマス前のこの忙しい時に男の来客ばかりなんだろう…。 それこそ素敵なマドモワゼルの誘いを断ってまで……
元保護国達の茶話会 「君はさ、実はスペインを取られて寂しいんじゃないのかいっ? そんな君のためにヒーローが一肌脱いであげてもいいんだぞっ」 いきなり家まで押しかけられた挙句の第一声がそれだった。 押しかけられたロマーノはもう呆然とするしかない。
ピンクな二人にブルーな会議 「あ~…スペインとイギリスはどうした?」 定刻になり始まるEU会議。 開催を宣言する議長国フランスに、ドイツは空席2つを見て早速チェックをいれる。
世界で一番お兄さま 「フランスっ!待ってたんだぞっ!!」 世界会議当日…主催国として早めに会場にたどり着いたフランスが美の都パリにふさわしいご自慢のビルの自動ドアをくぐって足を踏み入れたエントランスで仁王立ちしていたのは某超大国。 ヒッ!と思わず隣にいた悪友にしがみ...
アーサーさんが頭を打ちました ばかっぷる
「ご、誤解だからねっ!!お兄さん何もしてないからっ!!!」 ピョン!と慌ててイギリスの上から飛び退いて、窓際に張り付くフランスには応えず、スペインはまずベッドに向かう。
「それで?お付き合いしてたら最終的にしたいよね?何か問題?」 さっさと話を聞いてお引取り願おうと思って諸々をスルーして先を促すと、イギリスの大きな目にみるみる間に涙がたまっていく。 最終的にヒックヒックとしゃくりを上げ始めるイギリス。
「で?なんなのよ?喧嘩…はないよね?スペインはもうお前が何やっても可愛いもんね。」 そう、数百年間あれほど嫌っていたにも関わらず、いったんイギリスを可愛いと認識してからのスペインは尋常じゃないほどの愛情をイギリスに傾けている。
「喜べ、ヒゲ。相談してやる。」 ヨーロッパ会議を明日に控え、某超大国から避難していたフランスがパリの自宅へ帰り着くと、そこには当たり前に腐れ縁が居座っていた。