ドラマで始まり終わる恋の話_目次

錆兎との別れを決めた日の義勇。

孤児で生活に困窮する義勇の目に入ってきた映画の主役の相手役のオーディション募集のポスター。
撮影期間1年間の予定のそれに、その間は食べていけるのかと思って応募してみたら、その相手役が有名俳優の鱗滝錆兎で、何故か相手役に選ばれて、義勇は役作りのために錆兎と同居することになった。

錆兎視点での映画のオーディションをきっかけに知り合った義勇との幸せな生活。

二人で過ごす最初のクリスマス。

夏に錆兎に連れて行ってもらった自分にとって初めての旅行のことを思い返す義勇。

錆兎との楽しい生活は飽くまで役作りのためだ…そう信じている義勇は、撮影の終わりに錆兎から別れを告げられる前に自分からそっと消えようと決意する。

錆兎にとってはこの生活はドラマで始まり終わる恋の話なのだろうが、自分にとってはドラマが終わっても気持ちは終わらない、ドラマで始まりひっそりと続く恋の話なのだ…そう思いながら、錆兎と暮らしたマンションをそっと出て行く義勇。

錆兎が頼まれた忘れ物を取りに行って帰ってみたら消えていた義勇。
それを焦って探す錆兎。

なんとか見つけ出した義勇は雪の中で肺炎を起こして死にかけていて、駆け込んだ病院で号泣する錆兎。

意識を取り戻した時に目の前に錆兎がいて驚く義勇。
そんな義勇に錆兎が仕事上ではなくプライベートで恋人のつもりだったと告白。
誤解が解けて思いが通じ合う二人。

思いが通じ合ったところであらためて…と、義勇の体調が落ち着いた頃、誤解の発端となった別荘へとバカンスに行く二人。







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