ぺなるてぃ・らぶ_Verぷえ
こうして自国でのフランスとの 2 国間会議。 あれこれ聞かれるの嫌さにギリギリに会議室入りをすると、イギリスは早々に議題に取りかかる。 今日入らなくてもいずれはチェックが入るのだろうが、なるべく先送りしたい。 そんな気分で淡々と仕事をこなし、互いの秘書に続い...
――アルト、飯だぞ~。今日は会議なんだろ、そろそろ起きねえと…… 漂ってくる良い匂い。 伊達にドイツ邸の自宅警備員を名乗っていない。 ドイツ邸の自宅警備員からイギリスの世話人になってもう半月になる恋人は、実際に完璧に家事をこなしてくれていた。
ジュリエットA ぺなるてぃ・らぶ_Verぷえ
フランスはイギリスが好きだった。 それはもうイギリスがまだイングランドとすら呼ばれて無くて、お得意の『ばかぁ』という言葉が『びゃかぁ』だった昔からという筋金入りだ。
暑さでやられたらしい。 ぼ~っと虚ろな潤んだ瞳。 かすかに開いた小さな唇… はぁはぁと小さな息づかいまで、全てがやばい…… 非常にやばい…… ……… ……… ……… ありていに言えば…色っぽい……
プロイセンにはずっと好きな相手がいた。 容姿は可愛いのにひたむきで頑張りやで…いつも気を張り詰めているようなところがあって…気が強そうなのにポキンと折れてしまいそうな脆さを感じる。 そんなところが元々騎士団育ちで守りたい系のプロイセンの庇護欲をひどく刺激した。 ...
――とりあえず水分補給して休め。話はあとで聞いてやっから 自宅に招きいれられてわかったことだが、どうやらイギリスがチャイムを押すのをためらうまでもなくプロイセンは留守にしていたらしい。 ジョギングに出ていたとのことだ。
やめておけば良かった…いや、今からでも遅くない。 あのクソヒゲ殴って終わらせるか…。 プロイセン…もといドイツの自宅前。 フランスの情報によると今日はドイツはフランスとの 2 国間会議で渡仏中。 なので、時間はたくさんある。 プロイセン個人に話を...