死にたがりの王子と守りたがりの王様の話

1章

国を守りたくて王様になった元将軍アントーニョは王様になった途端守るより守られてくれと言われるようになり、鬱々とした日々を送っていた。そんな中強引について行った最前線。戦いに勝った後、戦場跡をこっそり見回っていたアントーニョが見つけたのは、謎の死にたがりの少年だった。


2章

アントーニョに大人しくしていて欲しい側近のギルベルトはアントーニョが拾ってきた少年アーサーが実は敵国の王族であると知りながらも利用する事を決意する。




3章

ギルベルトに半ば脅されてアントーニョにお守りされるために記憶喪失のふりをするアーサー。
自分の保護を必要とする病弱な少年に有頂天になるアントーニョ。不遇な境遇に育っため生まれて初めて優しくされて、幸せだと思う反面、今の幸せが壊れるの怖さに死にたくなったアーサーが取った行動は……


4章

アーサーを治療するためにギルベルトが探し出してきた現地の美人医師エリザベータ。
アーサーは彼女とアントーニョの関係を邪推して悲観するが、実は彼女は男性同士の恋愛を見るのが好きな一風変わった女性だった。


5章

捕虜として捕まった異母兄達の口からアーサーが敵国の王族とバレた!!


6章(完)

自分の身分がアントーニョにバレてしまったと自ら命を断つアーサー。
エリザベータから語られる真実。



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