と、その言葉は本当に突然投げつけられた。
結婚?結婚?カレンダー?
あまりに突然過ぎて、さすがのプロイセンもその意味が一瞬わからない。
そう言えば以前、財政難のフランスがイギリスに経済を立て直すために結婚を申し込んで、
『貧乏でカレンダーも買えねえのか?今日はエイプリールフールじゃねえぞ』
などと言われた事もあったらしいが……
そういう意味か?いや、違うだろう。
そこまでイギリスの経済が破綻しているという話も聞かないし、それなら自分ではなくドイツに申し込むところである。
それでは一般的な意味合いか?プライベートか?
それはそれで謎な気がする。
確かに最近自分とイギリスは仲が良いと思う。
互いに他によく弄られ落とされているからこそ、それを一切してこない相手に対しては互いにそういう態度を取らないため、実はプライベートでの対イギリスにおいては、現在も更新中の世界最古の同盟の相手であるずっと友達ズッ友のポルトガルと、互いに島国で互いに大好きな心の友である日本に次いで自分は良好な関係であるという自負がプロイセンにもある。
ただそれが結婚という形に発展するほどに何かがあったかというと、甚だ疑問の残るところだ。
プロイセンにとっては結婚とは、恋愛的な意味で好きになって、告白をして、何度もデートを重ねて、数年頃合いを見てプロポーズして婚約、そのあとにあるものだ。
それどころか、それは100年弱しか生きない人間の時間に合わせたものだから、無限に近い時を生きる国体相手なら頃合いを見るのが数十年でも良いくらいである。
イギリスも会議で大人向けの本を堂々と読んでいたりするが、実はリアルに関しては同じようなタイプだと言うのは、ここ最近の交友の中で知った。
まあ…そんなにころころと相手を変えて遊ぶタイプなら、そもそも変化を嫌う懐古趣味にはならないだろう。
ということで、何故いきなりそういう話になるのかがわからない。
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