そして入るスタジオ内。
今日の午前中は雑誌のための撮影とインタビューだったらしい。
「トーニョ、やっと来たっ!フランがトークで持たせておいてくれてるから急いでっ!!」
とマネージャーが走ってくる。
不満そうに口をとがらせるアントーニョにマネージャーは慣れた様子で
「あ~、はいはい。それはあとでね。
とりあえず急いで。天使ちゃんも一緒でいいから」
と言うと、
「え?一緒でええん?撮影も?」
と途端に機嫌を直すアントーニョ。
「うんうん。社長から許可出てるから。
ただしインタビューは気をつけてね。
フランとギルにもフォローは頼んであるけど、NGな発言出そうだったらトーニョもフォローしてね」
「おん、任せときっ!
二人に頼む事なんてないわっ」
「はいはい。頼んだよ。急いでっ!」
急に乗り気になって足早になるアントーニョにしっかりと手を掴まれたまま、アーサーも釣られて駆け足になる。
「お~、きたきた」
と、入って行くとすっかり寛いだ感じのフランシスとギルベルト。
「トーニョも天使ちゃんもすぐ支度っ!!」
と、スタッフに引っ張られてパウダールームに行く暇も惜しいとばかりに、隣の部屋に押し込まれた。
伸びてくる手にびっくりしていると、
「先に撮影やからな。ちょお写りがええように、色調整すんねん」
と、アントーニョが笑って言う。
こうして色々整えてもらったあと、とりあえず、と、立たされたのはドアのところで、さきほどを再現するようにアントーニョに手を引かれているところをカメラにおさめられた。
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