アントーニョの私物げっとお!!!!
アーサーは心の中でガッツポーズした。
アントーニョの私物っ!非売品だぞ、非売品っ!!
浮かれるアーサーにフランシスは少し驚いたように笑う。
「坊っちゃんよっぽど惚れ込んでる彼女ちゃん?
坊っちゃんがそんなに嬉しそうな顔するの初めて見るよ」
呆れて聞いてくるフランシスには答えず、ただ今後の予定だけ聞く。
「来週の土曜日ね。お兄さんの家で着替えちゃって。
車でこっそり送るからさ」
と、普段なら何を言われても一言二言文句で返すところなのだが、素直にうんうんと頷いておく。
アントーニョに会えるっ!アントーニョの私物を入手出来るっ!
もうこの思い出で俺は生きていけるっ!!
帰り道、それはしっかり受け取ったアントーニョのサイン入り写真集をしっかりと抱えながら、アーサーはホクホクと笑顔で家へ帰った。
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