「すっご~い♪温泉旅館」
翌々日、伊豆に到着したブルースターご一行様はルビナスの計らいで温泉宿に泊まる事になった。
こんなに立派な所でもなかったし」
と、はしゃぐなずなに、
「私らなんて旅行なんて行った事ないよな、ひのき」
とユリは肩をすくめてひのきに言いつつ、それでも少し嬉しそうだ。
「まあたまにはね、こういうのもいいでしょ」
手配したルビナスは二人の反応に満足げにコーレアを見上げる。
ふられてコーレアはコソコソっとルビナスに耳打ちした。
「頼んでおいたようにしてもらえたか?」
「もちろんよ。ぬかりはないわ」
ルビナスもこっそりささやいて親指と人差し指で丸を作り3本指を立てるオッケーのサインを出す。
「お部屋も広~い」
部屋に案内されてなずなは窓際に駆け出した。
「海見える~。綺麗♪」
楽しげに振りかえるなずなを追ってゆっくり窓際に立つひのき。
「ああ、ほんとだな。そう言えば俺日本の海まじまじと見んの初めてかも。
実家山奥だったし」
まぶしそうに手を頭のあたりにかざし目を細めて言う。
そんなカップルを遠目に見つつ、それぞれの部屋へ向かう残り4人。
「はい、君はこっち」
ユリがひのき達の隣の部屋へ入ると、当たり前にコーレアについて行こうとするホップをルビナスは部屋へ押し込んだ。
「え?ええ?なんで??」
驚くホップにルビナスは
「私はコーレアと大人の話があるの。よ・ど・お・し・ね♪」
と、ツンとホップの額をつつくと、ウィンクしてコーレアの後を追った。
そしてその場に取り残されるホップ。
しかたなしにユリの消えた部屋に入る。
「あれ?お前なにしてるん?」
ユリはちゃっちゃと旅館備え付けの浴衣に着替え中だったが、入ってきたホップに気付いても驚きはするものの体を隠しもせず聞く。
逆にホップの方が目のやり場にこまってクルっと後ろをむいた。
「えと...ルビナスが...コーレアと同室になりたいからって...」
「ふ~ん、だからもう一枚の浴衣が男物だったのか。ホラ、お前も着替えれば?」
真っ赤になって言うホップにユリは納得したようにうなづくと、ホップに浴衣を投げてよこす。
「あ...ああ、うん」
ホップは後ろをむいたまま器用にそれを受け止めると、こそこそと端の方で着替え始めた。
「お前なあ...こんな明るいうちから襲わないからそんなに緊張するなよ」
その様子にユリは小さく吹き出す。
「ま、隣はちゃっちゃと声かけないと始まっちまいそうだから、風呂誘ってくるかっ。
鍵一つしかないから、外出るなら携帯にメールいれといて」
ユリの言葉にホップは後ろを向いたままうなづいた。
「んじゃ、行ってくるなっ」
軽く手をあげてユリが部屋を出て行く。
パタン...とドアが閉まった瞬間、ホップはその場にへなへなとへたりこんだ。
「まさか...タカの言ってた事って本当なんか?」
あまりに堂々としたユリの態度に、本音言うより〇ックスの方が...というひのきの言葉が脳裏を横切るホップだった。
「お~い、まだ最中じゃないよな?」
部屋を出たユリはコンコンと隣の部屋をノックする。
「もうっ!そういう事大声で言うのやめて!(泣」
あわてて出て来たなずなも、すでに浴衣に着替えていた。
「いいじゃん、ホントの事だろ。それより風呂行こう」
ユリが開いたドアに半身入れると、
「うん、じゃ行こうか」
というなずなの腕をひのきが不満そうにつかむ。
「なんで鉄線と?」
ム~っとして言うひのきにユリは小さく吹き出した。
「ひのき、もしかして物知らずかっ。
残念ながらな...混浴じゃねえからな?
大浴場が男湯女湯に分かれてるのは基地内と一緒。
異性は一緒に入れねえの」
「え~?そうなのか?!」
がっかりするひのきに
「やだっ、入れたら一緒に入るつもりだったの?タカ…」
と真っ赤になるなずな。
「当然!普通の風呂だとなずな絶対に一緒に入んねえから」
「当たり前でしょっ!」
「なんで?」
「恥ずかしいからっ!」
「今更何を...とっくに全部見てんのに...」
放っておくと延々と続きそうな馬鹿ップルの言い争いに終止符をうつべく、ユリは
「ルビナスも一応誘うからちゃっちゃと行くぞ?
向こうもさっさと行かないと始まっちゃ嫌だし」
と、コーレア達の部屋を親指でさすと、くるっと反転してちゃっちゃと先に歩き始める。
「あ、ユリちゃん待って~!」
なずながあわてて着替えを持ってその後を追う。
「あら、いらっしゃい。なに?」
ユリがノックするとルビナスがドアから出てくる。
「ああ、風呂にな、誘いにきた」
当たり前に言うユリに、物事にあまり動じないルビナスが少したじろいだ。
「えと...一緒に...入るの?」
生粋の西洋人であるルビナスには、当然他人と一緒に風呂に入るという習慣はない。
「嫌なら良いけど?」
一瞬引くルビナスにユリがクルっと背中を向けて行こうとすると、ルビナスは意を決してその腕をつかんだ。
「ま、待って!行くわ!」
あわてて言って着替えを持ってでてくる。
そうだ、ここで一人引いていてはいつまでたっても輪の中には入れない。郷に入れば郷に従えだ。
「んじゃ、行くか」
3人揃ったところでユリは大浴場に向かって歩き出した。
「日本人て...すごくシャイなくせに他人と入浴するとか平気なのね...」
脱衣室でためらいなく裸になる日本人二人に、多少ためらいながら服を脱いでいくルビナス。
「ん~?だって同性だし無問題だろ?通常裸見たっていきなり発情される事ないだろうし」
すっかり脱ぎ終わって脱いだ物をたたみながら言うユリに
「ユリちゃん、そういう言い方はっ!!」
と、真っ赤になるなずな。
「ホントの事じゃん?ま、結構楽しいぞ?こういうのも」
3人揃って服を脱ぎ終わると風呂場に場所を移した。
「なずな~、髪洗って♪」
洗い場の椅子に腰を下ろすとユリが言う。
「も~、ユリちゃん子供なんだからっ」
言いつつもなずなはシャワーでユリの髪を濡らすとシャンプーを泡立て始める。
「あ、でも他人に髪洗ってもらうのは気持ちいいわよね」
風呂で...は当然ないが、髪なら美容院とかで洗ってもらうことはあるのでルビナスが言うと
「だろ?」
とユリは軽く笑った。
「なんならルビナスも洗ってやろうか?」
「ん~、ええ。お願いしようかしら」
ブルースター内は男所帯で女は少なく、しかも性格が性格なのでルビナスはこんな風に女同士で寛ぐという事があまりなかった。
むしろベタベタした関係をうっとおしいと思っていたのだが、こういうのもなんだか悪くない。
少し寛いだはしゃいだ気分になる。
「おっけぃ。んじゃ、なずな、よろっ」
「なに?自分で言っておいてやるのはなずなちゃんなの?」
ユリらしい態度に思わず小さく吹き出してつっこみを入れると
「そりゃあなっ。部屋で言ったろ?人にはそれぞれ役割ってもんがあるんだよ。
細々した身の周りの世話はなずなの仕事なのっ」
と、ユリはご機嫌で宣言した。
「も~、ユリちゃん俺様なんだからっ」
当たり前に言うユリになずなも苦笑しつつも否定はしない。
ユリのシャンプーリンスを終えて持参したブラシでそれを綺麗にポニーテールに纏めるとなずなは今度はルビナスの髪に手をかける。
「お湯、熱かったら言って下さいね♪」
と声をかけつつ、ユリの時と同様にシャワーで髪を濡らすとシャンプーを始めるなずな。
小さな手が地肌をマッサージする心地よい感覚に、ルビナスは軽く目をつむった。
「なずなちゃんの手の感触って...なんだかすごく気持ち良いわね」
思わず感想をのべると、隣で体を洗っているユリが
「だろ?だから適役なんだ」
と笑う。
最初の恥ずかしさもすっかり消えて、いつになく楽しく寛ぐルビナス。
髪を洗い終わると、なずながその髪を綺麗に梳く。
それも終わるとなずなは離れて持参したシャンプーで自分の髪を洗い始めた。
髪と体を洗い終わると、全員でまず露天風呂に向かう。
タオルで体を隠しつつ湯船に入ろうとするルビナスをユリは制した。
「こういう公衆浴場ではな、タオルを湯につけないのがマナーなんだ」
と、自分はタオルを洗面器に放り込んで、身一つで湯船に入る。
「なるほどね。」
ルビナスはうなづいてそれに習ってタオルをおいた。
「きっもちいいな~」
嬉しそうに身を伸ばすユリにルビナスもうなづいてあらためてそちらを向き直る。
「ルビナス、胸でか~。もんだら気持ち良さそう」
ユリに言われてルビナスは苦笑する。
隣でなずなが少し赤くなっているところを見ると、この照れのない言動は日本人というよりユリ特有の無邪気さなのだろう。
「ん~、でもユリの胸は大きくないけど形はすごく綺麗よ。
肌もきめ細かくてうらやましいわ」
外でみんなで裸で風呂というシチュエーションが開放的な気分にさせる。
ルビナスはすっかり恥ずかしさも忘れてマジマジと他の二人に目をやった。
「ん~、でもこれじゃあ挟めないしなぁ...ルビナスだったら挟むどころか包めそうだ」
露骨な会話にさすがのルビナスも少し赤くなる。
「何を??」
その隣でなずなが意味がわからないというようにキョトンとした表情を浮かべている。
「なずなちゃんて...してるのよね?もう」
どちらが経験があるのかわからない、と苦笑してルビナスがきくと、またなずなはキョトンとして首をかしげた。
「〇ックスだよ、〇ックス!」
その様子にまたユリが露骨な言葉を連呼して、なずなが恥ずかしそうにうつむく。
「とっくにしてるわりに知識ないから驚かれてんの、お前」
「ユリちゃんがありすぎるんでしょっ!」
ユリの言葉に真っ赤になって泣きそうな顔で反論する様子がさらに幼い印象を与える。
「いや、今時普通だって。何回もしてるくせに避妊て言葉も知らないなんてありえんぞ」
「だって...誰も教えてくれなかったんだもん」
両手を握りしめて力説するなずなに、ルビナスは笑った。
「なんか...やばいわよね。つか、こんな子に手だすひのき君が犯罪者な気がしてきたわ」
「ん~、でもある意味男の夢ではあるよな。
こう...何にも知らない相手に一から教えて染めていくってのは」
「やっだ!ユリったら私よりエロいわよっ!この親父っ」
ルビナスは笑い転げた。
「ま、気持ちわかるけど。そそるわよね、確かに。
啼かせてみたいっていうか...無垢なのを自分色に染めてみたいというか...」
ルビナスの言葉に困ったような泣きそうな顔で赤くなってうつむくなずな。
「ドS発言だな。でも襲うなよ?ルビナス。手出したらひのきにマジ殺されるぞ」
ユリもクックッと笑って言った。
下ネタ満載トークに一人付いて行けないなずなは、真っ赤な顔で湯に身を沈めてあらぬ方向を見つめている。
そのうち赤い顔のままでブクブクと沈み始めた。
「ちょ、ちょっと!なずなちゃん沈んでるっ!」
ルビナスが気付いてあわてて側に駆け寄った。
「うあ、ちと刺激が強すぎたかっ!」
ユリもあわてて言って、湯の中からなずなを引き上げて、抱き上げた。
「とりあえず...いったん上がろう。」
脱衣所まで戻るとまずなずなの体を拭いて浴衣を着させ、自分もすばやく浴衣を着る。
その間に自分も服を来たルビナスがタオルを濡らして気を失ったままのなずなの額に乗せた。
「これ...このまま返したらまずいよな。マジ殺される。目、さますまで待とう」
ユリの言葉にルビナスも青くなってコクコクうなづく。
やがてうっすらなずなが目を開けると、二人揃って安堵の息をついた。
「「良かった~」」
言って二人してなずなの体を助け起こす。
「えと...?」
まだぼ~っとしてるなずなにユリが言う。
「お前湯辺りして倒れたんだよっ」
「あ...そうだったんだ...ごめん」
そのまままたコトリと眠りそうな口調で言うなずなにルビナスはコップにくんだ水を渡す。
「はい、飲んで。それ飲んだら部屋に帰りましょう」
「あ......すみません」
まだ上気した顔でうるんだ瞳でぼ~っと見上げるなずなにルビナスがたじろぐ。
コップの水がゆっくりなずなのピンク色の唇に流れ込んでいくのから目を離せずに凝視しつつごくんとつばをのみこんだ。
「ここで発情するなよ?」
ボソリとユリが小声でつぶやくのにようやく我に返ったルビナス。
「んじゃ、行くか」
となずなをユリが立たせるとルビナスはなずなの手からコップを取り上げた。
「なずなっ!大丈夫かっ?!」
部屋に送って行くと、すでにもう風呂に行って戻って来ていたらしいひのきがあわててなずなを抱きかかえて
「お前がついててなんでこういう事になるんだ!鉄線!」
と少しきつい目でユリをにらんだ。
「ん~、悪い。湯辺りしたみたいだ。
でもさ、私ら平気だから疲れてるせいじゃないの?別の原因でさ」
ユリの切り返しにひのきが言葉に詰まると、ユリはクスっと笑って
「んじゃ、確かに返したからな。私ら部屋帰るわ」
とひのき達の部屋を後にした。
「お見事ね」
その手際に感心するルビナスに
「そりゃあルビナスよりはつき合い長いし」
と答え、ユリはルビナスとも分かれて部屋に帰った。
「今布団敷いてやるから少し横になれよ。」
二人になって部屋に鍵をかけると、ひのきはなずなを椅子に座らせ、そう言って布団をひく。
そしてなずなを寝かせると濡れタオルをその額にのせた。
「ねえ...タカ...」
「ん?」
「私って...子供?」
まだぼ~っとした目で見上げて言うなずなの横に腰をかけると、ひのきはその柔らかい髪をそっとなでた。
「あぁ?、なんで?」
「えと...ね、ルビナスさんとユリちゃんの会話...全然ついていけなかった」
なずなの言葉にひのきは少し眉をしかめる。
「あいつらの会話なんかついていかんでもいい」
どうせろくでもない会話だろう、とひのきが言うと、なずなはまたぼ~っとした口調で聞く
「ご奉仕って...なに?」
ピキ~ンと固まるひのき。
「タカは...知ってる?なんかね...手とか口でご奉仕するんだって」
「あいつらは...いったい風呂でどういう会話してるんだっ?!」
あきれた声で首を軽く横に振るひのきになずなが言った。
「えと...ね、エッチの話?なのかな?そんな気がした...けど、あんまりわかんなかったの」
「わかんねえでもいいから」
「ん~でもぉ...私も本当はご奉仕とかしないと...だったの?どうすればいいの?」
「ああ、もう!お前はそんな事気にしねえでいいからっ!」
あせって言うひのきになずなはさらに食い下がる。
「教えて...どうすれば...いいの?」
「だから知らねえでもいいいんだっ!」
あくまで突っぱねるひのきになずなはぷぅっと頬を膨らませた。
「…いいもん。タカが教えてくれないなら...あとでホップさんに教えてもらう」
「お前それはやめろ~!」
思い切りあせるひのきを、またなずなは見上げて聞く。
「...教えて?」
あいつら余計な事を~!!と心の中でつぶやきながら、ひのきが折れた。
仕方なく実地で教えるべく、なずなの体をもう一度布団に押し倒す。
そしてその際の悩ましい啼き声は、別の場所でも微妙な効果をもたらしていたのだった。
「う~ん...やっぱりムラっと来たか...」
風呂から戻って床に寝転がりつつ本を読みふけっていたユリは不意に顔をあげた。
「え?お、俺は別に...」
あわてて前に手をやり隠すホップ。
さきほどから聞こえる、それだけでイきそうなくらい可愛くも色っぽいあえぎ声に、ユリ同様本に集中しようと努力はしつつも、ホップは男の悲しい性で股間が元気になってしまっていた。
それを見てユリはクスっと笑いをもらす。
「いや、お前もだけどな、隣が...」
「あ、やっぱタマにも聞こえるん?」
「まあお互い...遠隔だしな」
苦い笑いを漏らしながら顔を見合わせる二人。
決して壁が薄いわけはない。
ただ防音くらいになっていないと、遠隔系のジャスティスの能力で100m先で落ちた針の音すら聞き分けるほど優れた感知能力を持った二人には、隣の部屋で行われている行為の一部始終が聞こえてしまうのだ。
注意をして聞こうとしなければもちろんスルーもできるのだが、なんといってもお年頃だけあって、一度気付いてしまうと聞くまいと思っても無意識に注意がいってしまう。
「なあ、ポチ。前言撤回していいか?」
不意にユリが本を閉じて言った。
「前言撤回?」
首をかしげて聞くホップの前ににユリはずるずると膝立ちでずっていくと、ペロっとその浴衣の前をめくった。
「うん。明るいけど襲わせて。あんな声聞かされてたらムラっときた、私も」
「ちょ、ちょっとタマっ!!!」
そうして戸惑うホップは事前にひのきが言っていた通り…全く照れも戸惑いもないらしいユリにいきなりぺろりと食われたのだった。
「...なずな、平気か?」
こちらも行為が終わった後の隣室。
ぐったりとするなずなにひのきは声をかけるが
「...平気...じゃない。動けない(泣」
とこちらは半泣きで答えた。
「でも今回は俺だけのせいじゃない...と思うんだが」
語尾が若干弱気だったりするのはご愛嬌。
「ま、これに懲りたらあいつらの言う事に耳傾けるのはやめとけ」
苦笑しつつひのきは立ち上がった。
「風呂いれといてやるから。なんなら湯が入ったら風呂まで運んで洗ってやろうか?」
「絶対に嫌っ(泣」
フルフル首をふるなずなにちょっと残念そうな目をむけて、それでもひのきは湯を
張りに浴槽へと足をむけた。
そして大人組の部屋。
「ね、コーレア、面白い報告が入ったわよ」
本部からの定時連絡を受けてルビナスがコーレアを振り返った。
「何?コーレアまでその着物着てるの?」
「ああ、ゆったりするぞ。お前は着ないのか?」
備え付けの浴衣を着たコーレアはもう一着用意されている女物の浴衣を指差すが、ルビナスは苦い顔で首を横に振った。
「すぐはだけちゃうし、動きにくくて落ち着かないわ。それともコーレア見たいの?」
にやりと笑うルビナスに
「遠慮しとく。友人続けたいからな。それより面白い報告ってなんだ?」
とコーレアは苦笑して話題を変えた。
「えとね...気が散ると思うから基地攻め終わるまでは他の子には言わないでね?大人だけの秘密よ?」
妖艶に笑ってルビナスはコーレアの耳に耳打ちした。
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