なんだかスパイだとカミングアウトしたら結婚を申し込まれた。
うん…なんでこうなった?
とりあえず結婚=身元不確かな者ではなくなるという理由かららしいが、そもそもが現在の身分がスパイとかではないのかと疑われている時点で、結婚して新しい戸籍を作ったからOKという問題ではない気がするのだが……。
「新婚旅行はお前が元気になってからになるけど、最初行き損なったサンルイ行って、約束通り一緒に観光しような」
などと実に嬉しそうにキラキラした目で言われると、もう何も言えない。
それでなくとも義勇は錆兎の顔がとても好きなのだ。
好きすぎるレベルで好きなのだ。
あの顔でそう言われて否と言えるはずがない。
そんなこともあって、色々考えて行動しても全然計画通りにはいかなくて、だんだんともうどうにでもなれという気分になってきた。
結局何を言っても自分を通すのであろう錆兎には理を説くだけ無駄だ。
理屈で考えるようなら、義勇の言うことを疑いもせずに自軍の宿舎に義勇を連れてきたりはしないだろう。
もうお手上げだとばかりに
「絶対に後悔すると思うけど、好きにすればいい。」
と言ったら、
「ありがとうっ!では手続きをしておくなっ!!」
と、太陽のような笑顔で返された。
そして数十分後…
「とりあえずちゃんとした式とかはお前が起きられるようになったらって事で、書類はさっさと出しておこうな。
ここにサインしてくれ」
と、本当に持ってきた婚姻届。
「これ…本当に書いて問題ないと思うか?」
と、さすがに周りに聞くと、
「錆兎に捕まっちまったらもう逃げんの無理だから、無駄な抵抗はやめて諦めてサインしとけぇ」
と実弥は苦笑。
「どうしていけないの?」
と、当たり前に首をかしげるカナエ。
「あ~…もうここで拒否られると俺が八つ当たられかねねえし、何かあったら俺がフォローいれてやるから、サインしとけ」
と、宇髄が額に手をやって頭を軽く横に振った。
こうしてスパイに入ったはずが、冨岡義勇、何故か永久就職をすることになりました。
うん、笑えない。
問題はまだまだ山積みで…さらに増えた気がしないでもない。
こうしてカオスがカオスを呼び、事態はどんどん事実をねじ曲げ進んでいくのだった。
あの顔でそう言われて否と言えるはずがない。
そんなこともあって、色々考えて行動しても全然計画通りにはいかなくて、だんだんともうどうにでもなれという気分になってきた。
結局何を言っても自分を通すのであろう錆兎には理を説くだけ無駄だ。
理屈で考えるようなら、義勇の言うことを疑いもせずに自軍の宿舎に義勇を連れてきたりはしないだろう。
もうお手上げだとばかりに
「絶対に後悔すると思うけど、好きにすればいい。」
と言ったら、
「ありがとうっ!では手続きをしておくなっ!!」
と、太陽のような笑顔で返された。
そして数十分後…
「とりあえずちゃんとした式とかはお前が起きられるようになったらって事で、書類はさっさと出しておこうな。
ここにサインしてくれ」
と、本当に持ってきた婚姻届。
「これ…本当に書いて問題ないと思うか?」
と、さすがに周りに聞くと、
「錆兎に捕まっちまったらもう逃げんの無理だから、無駄な抵抗はやめて諦めてサインしとけぇ」
と実弥は苦笑。
「どうしていけないの?」
と、当たり前に首をかしげるカナエ。
「あ~…もうここで拒否られると俺が八つ当たられかねねえし、何かあったら俺がフォローいれてやるから、サインしとけ」
と、宇髄が額に手をやって頭を軽く横に振った。
こうしてスパイに入ったはずが、冨岡義勇、何故か永久就職をすることになりました。
うん、笑えない。
問題はまだまだ山積みで…さらに増えた気がしないでもない。
こうしてカオスがカオスを呼び、事態はどんどん事実をねじ曲げ進んでいくのだった。
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