そんなタイトルのメールが善逸の仕事用のPCへと送られてきた。
え?ええ??少年って…もしかして義勇???
善逸は一瞬青くなって…次に内部の誰かのいたずらかも?と思いつつ発信元を調べてみて、基地の外からのメールだとわかって、こんどこそ全身から血の気が引いた。
おそるおそるメールを開く。
『今はB地区のA-108地点だ。
外にいる…それがそいつの病にとってどういう影響あるかはわかるな?
今は空調の聞いた俺の車の中だが。
どう行動するかは貴様の自由だ。
スルーしてももちろんOKだが、そうだな…2時間くらい待って反応がなかったら車から降りて外に出てもらうか』
添付された画像ファイルには車の後部座席で眠らされているらしい義勇の写真。
ひどく顔色が悪い。
これ…どうして俺に送ってくるのおぉぉ~~~!!!!
せめて宇髄さんがいる時にしようよっ!!
…と、実弥の仕事用のPCアドレスに転送してやる。
たぶん10分でこっち来るかな~。
あの人怖そうだからあんまり関わりたくないんだけど、宇髄さん、今日は国境近くの街で泊りの予定だから、絶対に時間に間に合わないし…
錆兎さんは今任務中だからさすがにまずいし…あと連絡知ってるのはカナエさんだけど、あの人に俺が直接連絡するとなんか不死川さんが怖い気がするしね…
そんなことを考えながら上司に早退願いを出しておく。
その後携帯にメールを転送。
お迎えはおそらく不死川が出す“私と不死川君のお花さん号”で行く事になるだろうなと、自分の荷物だけまとめていると、後ろからヒヤリとした殺気を感じて、善逸は飛び上がった。
「…なんで…あんたがいんですか……」
今日は午後まで現地じゃなかったっけ?とおそるおそる聞くと、
「嫌な予感したから戻って来た」
と、善逸のPCを視線だけで壊しそうな勢いで凝視している錆兎。
怖っ!!エースの直感怖すぎじゃねっ?!!!
と、驚きに全身から汗が噴き出す善逸。
たぶん10分でこっち来るかな~。
あの人怖そうだからあんまり関わりたくないんだけど、宇髄さん、今日は国境近くの街で泊りの予定だから、絶対に時間に間に合わないし…
錆兎さんは今任務中だからさすがにまずいし…あと連絡知ってるのはカナエさんだけど、あの人に俺が直接連絡するとなんか不死川さんが怖い気がするしね…
そんなことを考えながら上司に早退願いを出しておく。
その後携帯にメールを転送。
お迎えはおそらく不死川が出す“私と不死川君のお花さん号”で行く事になるだろうなと、自分の荷物だけまとめていると、後ろからヒヤリとした殺気を感じて、善逸は飛び上がった。
「…なんで…あんたがいんですか……」
今日は午後まで現地じゃなかったっけ?とおそるおそる聞くと、
「嫌な予感したから戻って来た」
と、善逸のPCを視線だけで壊しそうな勢いで凝視している錆兎。
怖っ!!エースの直感怖すぎじゃねっ?!!!
と、驚きに全身から汗が噴き出す善逸。
「…クソッ!」
と、反転しかける錆兎の肩をちょうど駆け込んできた実弥がつかんだ。
「俺も必要だろうがぁっ!置いてくなよっ?」
息を切らしてそう言う実弥に、錆兎は殺気を消して今度は泣きそうな顔になった。
「…義勇に何かあったら俺の責任だ…」
そのまま崩れ落ちそうになる錆兎を善逸も実弥が掴んでいるのと反対側の腕を掴んで支える。
錆兎がどれだけ義勇の事を大事に守ろうとしていたかは実弥も善逸も知っている。
義勇のちょっとした身の危険が錆兎にとってどれだけひどいショックを与えるのかも…
とにかく助けなければ…と二人はお互いにアイコンタクトを送る。
こうして、
「大丈夫ですっ!まだ無事なんだし」
と、善逸が励ますように軽く肩をたたき、
「とりあえず…まだ相手も相手の目的もはっきりしねえし、この書き方だととりあえず出向いてほしそうだからなぁ。出向いてみようぜ」
実弥がそう言った時、丁度実弥の携帯が鳴った。
『不死川君っ、車の準備出来たからっ!』
というカナエに
「今から行く」
と返すと、実弥は
「ホラ、行こうぜ」
と、駐車場へと二人をうながした。
と、反転しかける錆兎の肩をちょうど駆け込んできた実弥がつかんだ。
「俺も必要だろうがぁっ!置いてくなよっ?」
息を切らしてそう言う実弥に、錆兎は殺気を消して今度は泣きそうな顔になった。
「…義勇に何かあったら俺の責任だ…」
そのまま崩れ落ちそうになる錆兎を善逸も実弥が掴んでいるのと反対側の腕を掴んで支える。
錆兎がどれだけ義勇の事を大事に守ろうとしていたかは実弥も善逸も知っている。
義勇のちょっとした身の危険が錆兎にとってどれだけひどいショックを与えるのかも…
とにかく助けなければ…と二人はお互いにアイコンタクトを送る。
こうして、
「大丈夫ですっ!まだ無事なんだし」
と、善逸が励ますように軽く肩をたたき、
「とりあえず…まだ相手も相手の目的もはっきりしねえし、この書き方だととりあえず出向いてほしそうだからなぁ。出向いてみようぜ」
実弥がそう言った時、丁度実弥の携帯が鳴った。
『不死川君っ、車の準備出来たからっ!』
というカナエに
「今から行く」
と返すと、実弥は
「ホラ、行こうぜ」
と、駐車場へと二人をうながした。
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