招待客の寮長達が身に付けているのと同じような白い仮面で顔上半部を覆い、白いシャツに黒いズボン、そして紫のジレーを身に付けて、その上からマントを羽織っている。
ふわりと風の流れもないはずなのにたなびくマントは表地は黒で裏地は真紅。
どことなく映画のドラキュラ伯爵のようだ…と、それを見て義勇は思った。
「寮長、副寮長のみなさま、本日は足をお運びいただきありがとうございました。
わたくしは本日、私立藤襲学園新学園長プレジデントKの代理として皆さまの饗応役を務めさせていただきます。
そうですね…バトラーとでもお呼び下さい。
まず本日の主旨として、前年度までは新寮長と新副寮長の交流イベントとされていた当イベントですが、本年度から学園長が変わった事もありまして、新に限らず全寮長および副寮長の交流のためのイベントに変更する事になりました。
特に副寮長を寮の象徴する姫君として遇するという制度は我が校独自のもので、今年度新たに任命される事になった新1年生の副寮長の皆さまは色々慣れぬこと、わからぬことも多いと思いますので、この機会にぜひ先輩姫君にお話を窺って頂ければと思います。
とりあえず…まだ1名、皆さんの大先輩にあたられる今年大学を卒業なさった元姫君、白石様がお仕事の関係で到着が遅れていらっしゃるようなので、いったん先に乾杯させて頂いて、到着なさってからさらに再度乾杯をという形を取らせて頂こうと思いますので、皆さま一旦グラスを手にお取り下さい」
特に副寮長を寮の象徴する姫君として遇するという制度は我が校独自のもので、今年度新たに任命される事になった新1年生の副寮長の皆さまは色々慣れぬこと、わからぬことも多いと思いますので、この機会にぜひ先輩姫君にお話を窺って頂ければと思います。
とりあえず…まだ1名、皆さんの大先輩にあたられる今年大学を卒業なさった元姫君、白石様がお仕事の関係で到着が遅れていらっしゃるようなので、いったん先に乾杯させて頂いて、到着なさってからさらに再度乾杯をという形を取らせて頂こうと思いますので、皆さま一旦グラスを手にお取り下さい」
バトラーと名乗る男はそう言って自らも右手に持ったグラスを大きく掲げ、乾杯の音頭を取った。
「「乾杯!!」」
と皆が声を揃え、カチン、カチンとグラスが合わされる音が響く。
義勇も錆兎や不死川、善逸や無一郎、村田など友人知人とグラスを合わせ、それほど喉は乾いてないのだが形だけ口をつけようとしたところで、スッと手が伸びてきてグラスを取りあげられた。
「…錆兎?」
自分のグラスをいったんテーブルに置いて義勇のグラスに唇を寄せる錆兎に疑問の視線を送ると、錆兎は少し中身に口をつけてそれを義勇の手元に戻すと、
「あ~、一応な。
まあ学校側が用意したものならそういう事もないとは思うんだけどな、以前この手の乾杯用のドリンクにアルコールとか酢とか塩とか混ぜた馬鹿がいたから、念のための味見」
と、苦笑する。
なるほど、学生の悪ノリとしてはありがちな悪戯だ。
しかしまあ錆兎本人が言うように用意したのが学生じゃないので、そういう事もないだろう。
返されたグラスの中身は普通のグレープジュースだった。
それからは普通にみな普通に歓談…一部腹ごしらえ。
旨い!旨い!
…と言いながらひたすら料理をむさぼり食べる煉獄を見て
「銀虎寮の姫君、姫捨てすぎじゃない?
今年で任期終了とは言っても、まだ1年は姫君なのにぃ。
ま、あと3年もあるのに交流会前なのにがっつくなんて姫君の自覚がないうちの1年よりはマシかもしれないけどぉ」
と、その後チラリと善逸を嘲笑する姫君は、どうやら金虎寮の姫君らしい。
それにその隣にいた目立つ白髪の寮長が
「こらこら、自寮側の子をあんまり苛めちゃだめだよ、梅。
たとえ少しばかり姫君として華がなくて至らなかったとしても、先輩として導いてあげないとね」
と、一見たしなめているようなことを言うが、よくよく考えれば堕としている。
義勇はそのあたりを読み取れなくてぽわぽわしていたが、錆兎は金虎寮組から隠すようにさりげなく義勇の壁になり、無一郎は少し眉をひそめつつ自分から村田の影へ。
「「乾杯!!」」
と皆が声を揃え、カチン、カチンとグラスが合わされる音が響く。
義勇も錆兎や不死川、善逸や無一郎、村田など友人知人とグラスを合わせ、それほど喉は乾いてないのだが形だけ口をつけようとしたところで、スッと手が伸びてきてグラスを取りあげられた。
「…錆兎?」
自分のグラスをいったんテーブルに置いて義勇のグラスに唇を寄せる錆兎に疑問の視線を送ると、錆兎は少し中身に口をつけてそれを義勇の手元に戻すと、
「あ~、一応な。
まあ学校側が用意したものならそういう事もないとは思うんだけどな、以前この手の乾杯用のドリンクにアルコールとか酢とか塩とか混ぜた馬鹿がいたから、念のための味見」
と、苦笑する。
なるほど、学生の悪ノリとしてはありがちな悪戯だ。
しかしまあ錆兎本人が言うように用意したのが学生じゃないので、そういう事もないだろう。
返されたグラスの中身は普通のグレープジュースだった。
それからは普通にみな普通に歓談…一部腹ごしらえ。
旨い!旨い!
…と言いながらひたすら料理をむさぼり食べる煉獄を見て
「銀虎寮の姫君、姫捨てすぎじゃない?
今年で任期終了とは言っても、まだ1年は姫君なのにぃ。
ま、あと3年もあるのに交流会前なのにがっつくなんて姫君の自覚がないうちの1年よりはマシかもしれないけどぉ」
と、その後チラリと善逸を嘲笑する姫君は、どうやら金虎寮の姫君らしい。
それにその隣にいた目立つ白髪の寮長が
「こらこら、自寮側の子をあんまり苛めちゃだめだよ、梅。
たとえ少しばかり姫君として華がなくて至らなかったとしても、先輩として導いてあげないとね」
と、一見たしなめているようなことを言うが、よくよく考えれば堕としている。
義勇はそのあたりを読み取れなくてぽわぽわしていたが、錆兎は金虎寮組から隠すようにさりげなく義勇の壁になり、無一郎は少し眉をひそめつつ自分から村田の影へ。
煉獄と宇髄は全く気にすることなくスルーしているが、言われていることを正確に理解している善逸は涙目だ。
そんな周りの反応を全く気にすることなく、金虎寮の姫君は錆兎の横までやってきて
「その点、銀の姫は可愛いわね。
この前のワンピもよく似合ってたし」
と、ニコリと話しかけてくる。
他を批判するだけあって、金虎寮の姫君は本当に美少女にしか見えない。
元の顔立ちも綺麗なら、それをさらに引き立てるために完璧に化粧をして、さらに言葉まできちんと女性の言葉だ。
ただ、美人だが見るからに性格がきつそうな印象を与える。
いや、実際に発する言葉から察するにきつい性格ではあるのだろう。
そんな姫君と義勇を近づけないようにガードしながら、
「それはどうも」
と、それに錆兎が当たり障りなく言うと、さらに、
「あ~あ、こっちが良かったなァ。
ね、金狼寮の姫君ととっかえない?」
と、とんでもないことを言ってきた。
もちろん錆兎はやや笑顔を引きつらせながら
「それは却下だな。
これは俺の姫君だから」
と即答。
「う~ん…じゃ、錆兎将軍ごと?
あ、今は皇帝だったわね。
あたしと童磨さんと将軍とお姫ちゃんが組んだら今年は金寮側が圧勝な気がするんだけど」
と言いつつ、ね?そう思わない?と、金虎の姫君が錆兎の影にいる義勇の顔をひょいっと覗き込みながら言い出して、錆兎が口を開きかけると、そこで
「残念っ!こいつらはうちの後輩だからな。
絡まないように。
どうしてもならうちの煉獄と話でもしてれば?」
と、にこやかに宇髄が割って入った。
そこで錆兎がホッと息を吐き出す。
「まあ…困った話を振られた時にさっとカバーに入ってくれる宇髄さんの側の方が新米皇帝としては安心できるな」
と、苦笑する錆兎に、
「その点、銀の姫は可愛いわね。
この前のワンピもよく似合ってたし」
と、ニコリと話しかけてくる。
他を批判するだけあって、金虎寮の姫君は本当に美少女にしか見えない。
元の顔立ちも綺麗なら、それをさらに引き立てるために完璧に化粧をして、さらに言葉まできちんと女性の言葉だ。
ただ、美人だが見るからに性格がきつそうな印象を与える。
いや、実際に発する言葉から察するにきつい性格ではあるのだろう。
そんな姫君と義勇を近づけないようにガードしながら、
「それはどうも」
と、それに錆兎が当たり障りなく言うと、さらに、
「あ~あ、こっちが良かったなァ。
ね、金狼寮の姫君ととっかえない?」
と、とんでもないことを言ってきた。
もちろん錆兎はやや笑顔を引きつらせながら
「それは却下だな。
これは俺の姫君だから」
と即答。
「う~ん…じゃ、錆兎将軍ごと?
あ、今は皇帝だったわね。
あたしと童磨さんと将軍とお姫ちゃんが組んだら今年は金寮側が圧勝な気がするんだけど」
と言いつつ、ね?そう思わない?と、金虎の姫君が錆兎の影にいる義勇の顔をひょいっと覗き込みながら言い出して、錆兎が口を開きかけると、そこで
「残念っ!こいつらはうちの後輩だからな。
絡まないように。
どうしてもならうちの煉獄と話でもしてれば?」
と、にこやかに宇髄が割って入った。
そこで錆兎がホッと息を吐き出す。
「まあ…困った話を振られた時にさっとカバーに入ってくれる宇髄さんの側の方が新米皇帝としては安心できるな」
と、苦笑する錆兎に、
「童磨さん、言われてるんだけどぉ!!
参戦してよっ!!」
と、梅がぷくぅっと頬を膨らませた。
「あ~、言われちゃったかぁ。
じゃあ俺も参戦しようかなぁ」
と、ニコニコと童磨が近づいてくると、それまで、旨い!旨い!と叫びながら料理を食っていた煉獄までが食べるのをやめて金虎組と銀狼組の間に入ってくる。
そんな先輩たちの様子にオロオロとする義勇。
錆兎と金虎組の間に宇髄と煉獄の銀虎組が立ちはだかれば、錆兎の後ろの義勇を銀竜の無一郎が
「義勇は僕の方がいいよねぇ。
仲良しだもんね」
と、ふわりと抱きしめてきて、その無一郎を義勇ごと金組から遮るように村田がそっと錆兎の隣に立った。
そんな風に少し不穏な空気になったところに、広間のドアの方から人が駈けこんでくる。
参戦してよっ!!」
と、梅がぷくぅっと頬を膨らませた。
「あ~、言われちゃったかぁ。
じゃあ俺も参戦しようかなぁ」
と、ニコニコと童磨が近づいてくると、それまで、旨い!旨い!と叫びながら料理を食っていた煉獄までが食べるのをやめて金虎組と銀狼組の間に入ってくる。
そんな先輩たちの様子にオロオロとする義勇。
錆兎と金虎組の間に宇髄と煉獄の銀虎組が立ちはだかれば、錆兎の後ろの義勇を銀竜の無一郎が
「義勇は僕の方がいいよねぇ。
仲良しだもんね」
と、ふわりと抱きしめてきて、その無一郎を義勇ごと金組から遮るように村田がそっと錆兎の隣に立った。
そんな風に少し不穏な空気になったところに、広間のドアの方から人が駈けこんでくる。
「遅れて申し訳ありません」
と、やはり白いドレスに身を包んだその人は、おそらくバトラーが言っていた先輩、元姫君なのだろう。
さすがに中等部組と違って少女のようとはいかないまでも、細身ですんなりと背が高く、女性モデルのように見えなくもない。
やはり伊達に元姫君ではないということか。
今でも十分に綺麗な青年だ。
「これで全員揃いましたね」
と、その姿を認めてそれまで少し離れて学生達の歓談風景を見ていたバトラーはそう言うと、さきほどの乾杯の時のまま持っていた自らのグラスの中身を飲み干すと、もう氷が大半とけてしまったジュースのピッチャーから遅れて来たその人に渡す新しいグラスにジュースを注ぐのと共に自らのそれにも注ぎ直した。
そんな様子を見ながら、
「今年卒業した先輩ってってことはもうドレス着なくなって7年くらい?
でも普通に似合ってて綺麗だな。
俺も大人になってもたまには着られるかなぁ」
と、やはり白いドレスに身を包んだその人は、おそらくバトラーが言っていた先輩、元姫君なのだろう。
さすがに中等部組と違って少女のようとはいかないまでも、細身ですんなりと背が高く、女性モデルのように見えなくもない。
やはり伊達に元姫君ではないということか。
今でも十分に綺麗な青年だ。
「これで全員揃いましたね」
と、その姿を認めてそれまで少し離れて学生達の歓談風景を見ていたバトラーはそう言うと、さきほどの乾杯の時のまま持っていた自らのグラスの中身を飲み干すと、もう氷が大半とけてしまったジュースのピッチャーから遅れて来たその人に渡す新しいグラスにジュースを注ぐのと共に自らのそれにも注ぎ直した。
そんな様子を見ながら、
「今年卒業した先輩ってってことはもうドレス着なくなって7年くらい?
でも普通に似合ってて綺麗だな。
俺も大人になってもたまには着られるかなぁ」
小声で言う義勇に善逸は自分に関しては嫌そうに
「俺は中学卒業したら二度と着たくはないけど…」
と眉をしかめて言うが、
「義勇ちゃんは似合うかもね。元の顔立ちが綺麗で優し気だから」
と、そこは自分とは違ってそれを好意的に見ているらしい義勇に対しては、そんな風に肯定する。
「俺は中学卒業したら二度と着たくはないけど…」
と眉をしかめて言うが、
「義勇ちゃんは似合うかもね。元の顔立ちが綺麗で優し気だから」
と、そこは自分とは違ってそれを好意的に見ているらしい義勇に対しては、そんな風に肯定する。
それを聞いて、梅が
「あら、あたしだって大人になってもきっと似合うと思うわ。
ね、童磨さん」
と、問いかけて、童磨が
「うんうん。梅は世界で一番綺麗な姫君だと思うよぉ」
と、にこやかに頷いた。
そんな2人のやりとりで、とりあえず場の空気が変わって緊張が緩和したことに銀寮組は胸をなでおろす。
「それでは皆様、お手数ですがまたグラスをお取り下さい。
全員揃ったところで再度乾杯をしたいと思います」
と、そこでバトラーの声がして、各自ほとんど口をつけただけのグラスをまた手に取った。
唯一、控室の諸々で喉が渇いていたため自分のグラスの中身を早々に飲み干してしまっていた善逸が、
「中身なくなっちゃったからいれてくるね」
と、テーブルに行こうとするのを梅が
「この時間にそこまで糖分取ってブタになったら、金寮から追放するわよっ」
と、嫌そうな顔をして言って、善逸が涙目になったので、、義勇は間に入る事にした。
「もう時間ないし、乾杯だけなら今は俺の半分分けるよ。
それでいいよね?」
と、善逸の腕を取って言うと、善逸はブンブンと首を縦に振る。
「あら、あたしだって大人になってもきっと似合うと思うわ。
ね、童磨さん」
と、問いかけて、童磨が
「うんうん。梅は世界で一番綺麗な姫君だと思うよぉ」
と、にこやかに頷いた。
そんな2人のやりとりで、とりあえず場の空気が変わって緊張が緩和したことに銀寮組は胸をなでおろす。
「それでは皆様、お手数ですがまたグラスをお取り下さい。
全員揃ったところで再度乾杯をしたいと思います」
と、そこでバトラーの声がして、各自ほとんど口をつけただけのグラスをまた手に取った。
唯一、控室の諸々で喉が渇いていたため自分のグラスの中身を早々に飲み干してしまっていた善逸が、
「中身なくなっちゃったからいれてくるね」
と、テーブルに行こうとするのを梅が
「この時間にそこまで糖分取ってブタになったら、金寮から追放するわよっ」
と、嫌そうな顔をして言って、善逸が涙目になったので、、義勇は間に入る事にした。
「もう時間ないし、乾杯だけなら今は俺の半分分けるよ。
それでいいよね?」
と、善逸の腕を取って言うと、善逸はブンブンと首を縦に振る。
「あー、なら、俺のやる。
一応うちの姫君だしなァ」
と、そこで不死川が有無を言わさず善逸のグラスを奪い取ってそこにドボドボと自分のグラスの中身を半分注いだ。
ことが起こったのは、そんな下級生組を上級生組が生温かい目で見守る中、バトラーの口から乾杯の音頭が告げられ、それぞれだいぶ生ぬるくなってしまったグラスの中身に口をつけた時だった。
飲んですぐまた歓談に戻って行く生徒達。
そんな中で昔の話を聞こうと白石を振り返った数人がそのまま固まった。
「…え…ええっ?!!!」
シン…と静まり返る中、ドサっと言う音がする。
それに最初に驚きの声…そして次いで悲鳴をあげたのは善逸だった。
「白石さんっ?!!!…バトラーさん、医者をっ!!!」
その声に振り向けば口から血を流して目を見開いたまま倒れている白石。
それを見た上級生の誰かが叫んで視線を白石から丸テーブルの向こうに立っているはずのバトラーに向けると、バトラーも同様に倒れている。
姫君達が一斉に悲鳴をあげた。
一応うちの姫君だしなァ」
と、そこで不死川が有無を言わさず善逸のグラスを奪い取ってそこにドボドボと自分のグラスの中身を半分注いだ。
ことが起こったのは、そんな下級生組を上級生組が生温かい目で見守る中、バトラーの口から乾杯の音頭が告げられ、それぞれだいぶ生ぬるくなってしまったグラスの中身に口をつけた時だった。
飲んですぐまた歓談に戻って行く生徒達。
そんな中で昔の話を聞こうと白石を振り返った数人がそのまま固まった。
「…え…ええっ?!!!」
シン…と静まり返る中、ドサっと言う音がする。
それに最初に驚きの声…そして次いで悲鳴をあげたのは善逸だった。
「白石さんっ?!!!…バトラーさん、医者をっ!!!」
その声に振り向けば口から血を流して目を見開いたまま倒れている白石。
それを見た上級生の誰かが叫んで視線を白石から丸テーブルの向こうに立っているはずのバトラーに向けると、バトラーも同様に倒れている。
姫君達が一斉に悲鳴をあげた。
「死んでるのか?!」
と、それを確認しようと宇髄が倒れている白石に近寄りかけた時、バン!と大きな音をたてて広間のドアが開き、ギィ~コギィ~コと音をたてながら甲冑が広間になだれ込んできた。
と、それを確認しようと宇髄が倒れている白石に近寄りかけた時、バン!と大きな音をたてて広間のドアが開き、ギィ~コギィ~コと音をたてながら甲冑が広間になだれ込んできた。
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