オンラインゲーム殺人事件再びっ1章_5

初日 ― 新機能チェック


さっそく秀才二人組は8か月前にやった時との変更点をチェックする。

まずジョブ。
前回にやった時にはジョブは7ジョブだった。


ウォーリアを基準として…

ウォーリア: 攻守共にバランスの取れた近接アタッカー
ベルセルク:攻撃特化の近接アタッカー。攻=倍、防=半分
アーチャー:遠隔物理アタッカー。攻=倍、防=4分の1
ウィザード:魔法アタッカー。攻=倍、防=10分の1、範囲攻撃可、属性によって得手不得手がある。
プリースト:ヒーラー。治癒、蘇生魔法。攻=10分の1、防=5分の1
エンチャンター:攻防命をそれぞれ倍加する魔法。攻=4分の1、防=半分
シーフ:近距離&遠距離物理アタッカー。攻=半分、防=3分の1、回避=4倍

それに今回は以下のジョブが増えて全部で10ジョブだ。

ガーディアン:防御特化盾ジョブ。攻撃=半分、防=倍
ドラゴンウォーリア:ドラゴンが常にともない通常時は乗り物、戦闘時には武器防具になる。攻防各2.5倍。武器防具装備不可。炎耐性3倍、氷耐性3分の1。
モンク:耐性装備を含む武器防具を全て外すと攻撃4倍。

その他ジョブ関係は新しい種類の他にもジョブごとにテクニックと呼ばれる技ができた。
テクニックはグループテクと単体テクに分かれる。


グループテクは3種類に分別されたグループごとのテクで詳細は以下の通り
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○ウィザード、プリースト、エンチャンター
 各魔法=テクニック
○ウォーリアー、ガーディアン、ベルセルク
 ディフェンス=防御倍、オフェンス=攻撃倍(両方同時に発動はできない)
○アーチャー、シーフ
 隠れる=敵にみつかりにくくなる
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さらに魔導師3種以外はジョブごとに以下の単体テクが追加
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○ウォーリア
 プロヴォケーション=敵の注意を自分に引きつける
○ガーディアン
 守る=対象者の代わりに攻撃を受けて守る
○ベルセルク
 バーサク=攻撃倍、防御半分になる
○アーチャー
 コンヴァージョン=HPを半分削って大ダメージ
○シーフ
 トロット=移動速度2倍
○ドラゴンウォーリア
 ライド=自分を含めて二人まで竜の背に乗り飛行移動できる。
 フュージョン=戦闘時に竜と融合してその力を使う事ができる。
○モンク
 相打ち=自分の攻撃が必ず当たる代わりに敵の攻撃も必ず当たる
 再生=自分の最大HPの3分の1を回復。ただし使用できるのは5分に1度。
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モンクとドラゴンウォーリアに関してはグループテクがなく、代わりにジョブテクが2種類ある。


その他今回は前回にはなかった居住区があり、そこには全員が個人のスペース、マイルームがあって、家具などを置いたり栽培を楽しむ事も可能だ。


「この機能、すごく楽しそうだな♪」
と、アーサーが顔をほころばすのを、ギルは約得だなと思いつつ横目で見てうなづく。

「あと…このお互いの居場所とかレベルとかがわかるようになるフレンドカードは便利だな」

「ああ、連絡取りやすくなるし、野良でパーティーメンバ補充した時に上手かった奴とかと交換してまた誘うとかもできるしな」

「あとは…あ!!これいいなっ!ギルド!」

「お~そうだな。始めたらまず作ろうぜ」

「じゃ、インする前に名称考えておこう。迷ってる間に時間がたっちゃうしな」


二人が目をつけたのはギルド機能。

サークルみたいなもので、ギルドクリスタルというものをつけていると、どこで何しててもメンバーの状態わかるし、ギルド会話ができる。

あと前回はなかった機能といえば…ショートカット。

装備変更や魔法などをファンクションキーに割り当てて自動でできる機能が追加されている。

「これはトーニョにやらせれば結構攻防で良い線行くな」
とギルベルトがチェック。

「こんなもんだな。あとはやりながらおいおいで良いと思う」
「そうだな」

と、とりあえずこうして秀才組は相談を終え、

「お~い、そろそろキャラ良いか~?」
とキャラ制作組に声をかけた。



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