お兄さんは頭を打ったことにしました
一方でフランスは元々良くも悪くもイギリスに執着していたと思う。 だから常に仲が悪く殴り合っているように見えても、国策的に敵対しなければならなかった時ですらイギリスにトドメを刺そうとはしていなかったし、どういう方向性であれ常に隣の島国を欲し、手中に収めようとしていたよう...
── お兄さんそろそろ限界だなぁ … それは欧州会議 2 日めの夜のことだった。 ドイツに付き従ってスタッフとして同行していたプロイセンに、会議後フランスが声をかけてきた。 いわく 「お兄さんおごっちゃうからプーちゃん一緒に飲みに行かない?」 ...