おはよう
優しく睦みあった翌日…いつものように目を覚ますと、隣からぬくもりが消えていた。 いつか来ると覚悟はしていたはずのその瞬間、意外に自分が覚悟が出来ていなかった事をアーサーは知った。 ずるい…と思った。 せめて……言わせろよ……。 しゃくりをあげながらつぶやくその...
「なあ…もう一回。」 一度熱を交わした後、アントーニョは半分ダメ元で言ってみるが、 「ダメだ。明日起きれなくなるから」 と、アーサーにきっぱり拒絶される。