ファン皆_ 番外2_さびぎゆライブパニック

会場は光に溢れている。

「錆兎、準備OKか?」
と黒地に蒼色の装飾を施した衣装に身を包んだ義勇がベースをいじりながら小さく声をかければ、
「おう。義勇こそ突っ走りすぎんなよ?
まあ、走りすぎても俺が合わせるけど」
と言いつつ、錆兎がやはりギュイ~ンとギターを鳴らしながら苦笑した。

2人が初めて映画のオーディションで出会って2年。
一緒に暮らし始めてからも同じ年数。

正式に恋人同士になったのはその1年後で、2人がレギュラーの番組【水柱のファンの皆様の仰せのままに】を持ったのは同時期。

それからさらに半年後…ファンの希望を2人が叶えると言うその番組から端を発して、2人で音楽ユニット【Eden's wings】を組み始めた。

テーマは天国と地獄の間の人間界で歌う悪魔と天使のユニット。
それもファンの希望で本当は番組内で一度きりのはずだったのが、思いがけず人気が出て、今では役者業よりもそちらがメインになりつつある。

元々がゲイが主役の映画での恋人同士という役柄で共演したせいもあって、ほぼ公認の2人が、毎回錆兎は天使をイメージした衣装、義勇は悪魔をイメージした衣装で歌いながら、時に寄りそい、興が乗ると濃厚な口づけを交わしたりするコンサートは、一部の特殊な趣味のお姉様達の熱狂的な支持を受けて毎回満員御礼だ。

シンプルな黒の自分のベースを手に軽く音を奏でる義勇を横目に、錆兎は白い天使の羽を模した愛用のギターを手にして、チラリと会場の客席を映すディスプレイに視線をむけた。


その日はいつもより随分と小さな会場でのライブコンサート。
なるべく近い距離で2人が見たいというファンの希望により開かれた。

ファンクラブ内で抽選で選ばれた200名の観客で満席。ほぼ女性ファン。
バンドのイメージに合わせたのか、ややクラシカルで退廃的な雰囲気のゴシック・アンド・ロリータファッションを身につけたファンもちらほら見かける。

そんな中…錆兎は前方2列目の中央あたりにふと視線を止めた。
そして眉根を寄せる。

「…どうした?錆兎。
そろそろ幕があがるぞ?」
と、そこで義勇が不思議そうな顔で声をかけて来たので、
(ま…考えすぎか…)
と、錆兎は
「ああ、今行く」
と、ステージ中央に向かって駆けだした。




――敵だ…あいつは俺の…いや、世の男の敵だ。

きらきらとライトに照らされたステージ。
その上でどこか華やかな雰囲気の衣装を身にまとって歌う男。

乙女達の黄色い歓声を浴びて、なのに男は同じステージで歌う同性のパートナーにばかりまとわりついて、客である乙女達に視線を向ける事すらしない。
なのに女性達はそれを見て男に夢中になる。

まるで彫刻のように美しくも男らしいラインを描く体躯に白地に金を施したまばゆいばかりの衣装を身につけて、いかにも正道であり光であるといった威風堂々とした男が輝かしいまでの笑みをうかべる。

対するパートナーは悪魔をコンセプトにした衣装を身につけて、どこか退廃的だが美しい雰囲気でそれはそれで心を苛立たせた。

『みんな、今日は本当にありがとな~』
と、抽選で当たった非常に幸運なファンのためのこのコンサートが終了間近なのを告げる、男らしくも甘い声。

――人気ユニット【Eden's wings】の鱗滝錆兎…
大勢の女達をたぶらかす極悪人が目の前にいる。


売れっ子俳優で売れっ子歌手、イケメンでスタイルが良くて運動神経すらとてつもなく良い。
さらに頭も良くて金もあるというおまけつきだ。

そんな風に世の男が切望するたくさんの物を独り占めしている男…。
…奴は全てを持っている。

なにもかも持っているくせに、たった一つしか持たない人間から、そのたった一つを取り上げて行くのだ。

そう…ごくごく普通に生まれ、イケメンから遥かにかけ離れた容姿。
子どもの頃から走ればビリ、試験は落ち、告れば振られてきた洋一がずっと片思いをしている天野優華。

彼女は同じコンビニのバイト仲間だ。

一昨年に洋一から1カ月遅れで入ってきた。

おばちゃんの中で唯一の若い女の子。

洋一を散々バカにしてきた学生時代のクラスメートの女たちと違って、ストレートの黒髪の清楚系の女性だ。

一か月とはいえ先輩だからと、きちんと洋一をたててくれてる。

バイトのシフトもだいたい同じ。
いつも隣にいる。

これはもう、運命なのではないだろうか…洋一がそう思ったのはおかしくはない、当たり前のことのはずだ。

――おはようございます。益子さん
涼やかな声。

いくら洋一で良いと言っても、仕事関係の方ですから…と、頑なに名字でさん付けなのが少しよそよそしい気がするが、おそらく生真面目な性格なのだろう。

きっと“仕事関係の方”じゃなくなれば、その距離もいっきになくなるに違いない。
彼女だってその方がいいだろう。
そう思って、店内に客がいなかった時に彼女に言った。

「優華ちゃん、今更だけど…俺らつきあわない?
そうしたらさ、君も俺の事、気軽に名前で呼べるよね」
洋一がそう言うと、ポカンとされた。

口を小さく開けて目を丸くして固まっている様子は可愛かった。

これは…次の瞬間真っ赤になるパターンだな…と、洋一は前夜も自宅でやっていたギャルゲーを思い出して内心小さく笑う。

しかし彼女の反応は予想に反したものだった。

「…えと…仕事関係の方とおつきあいとかは…ごめんなさい、できません」
少し困ったように眉を寄せて考え込み…そして、うつむき気味に小さな小さな声。

ああ、彼女はそういう真面目な子だった。

確かに社内恋愛は嫌われるとか、同じ社内で結婚する場合、どちらかが会社を辞めるとか、よく聞くもんな。

洋一はそんな事を思い、自分はそういう事まできちんと考えている大人なのだと教えてやることにした。

「ああ、それは気にしなくて良いよ。
そうだよね、社内恋愛とかって煩い奴いるもんね。
俺もそう思ったからさ、そろそろバイト先変えようかな~とか思ってるんだ。
だから“仕事関係の”人間じゃなくなるから、大丈夫っ!」

別に今の今までそんな事をかんがえていたわけではない。
が、余裕のある男に見えるように安心させるように微笑んでそう伝えてやると、彼女はますます困った顔をした。

視線が泳いでいる。

…えーと……などと口のなかでごもごもと言い、結局少し視線を反らしながら、信じられない事を口にした。

「好きな人…いるんです。だから……ごめんなさい」
思い切り頭をさげられて、洋一は茫然とする。

だって、どう見ても彼女の態度は自分への好意に溢れていた。
彼女は一昨年からずっと洋一の事を好きだったはずだっ!

…誰だっ!誰が俺の優華をたぶらかしたんだっ!!
怒りにぶるぶると体が震えた。

彼女にもそれがわかったらしい。

「…あ、あの…新しいバイト頑張って下さいっ」
と、身をひるがえそうとした彼女の腕をガシっとつかむと、ヒッと小さな悲鳴が漏れたが、それさえも耳に入らない。

「…どんな奴?」
思いのほか低い声が出た。

すっかり怯えきった彼女はあたりを見回すが、あいにくと今の時間は客がいない。

「…どんな奴?」
もう一度同じ問いを繰り返すと、彼女は震える声で言ったのだ。

――…ミュージシャンで……鱗滝…錆兎……

そのあとどうやって家に帰ったのかわからない。
洋一は気づけば着替えて自室にこもっていた。

無断で帰ってきたのでバイト先から電話が来たと親が言っていたが、それどころではない。

「…鱗滝錆兎…。…錆兎………」
ぶつぶつと1人ネットで検索する。

もちろん有名な芸能人だから洋一だって名前くらいは知っている。
しかし名前を知っているだけでは消せない。
そう…彼女と自分の仲をはばむものは全て消さなければ……。

そうして洋一は知る。

年明けの1月30日。
ファンクラブの中から抽選で200名のみの、ミニコンサートが開かれるらしい。
そうとわかればあとはファンクラブに入会するしかない。

そしてコンサートのチケットに応募する。

…当たれ…当たれ…当たれっ!!!!!!

神は洋一に味方したらしい。
熱心なファンが必死に応募し続けてもなかなか当たらないコンサートチケット。
それがにわか会員となった男の手に落ちて来たのだ。




コンサートはすごかった。
何がすごかったかと言えばファンの女たちの熱気と洋一に対する視線。

(…やだ…なにあのヒッキーっぽいの……)
(…あれもさびぎゆのファン??)
(…なんか笑えるね)

こそこそと聞えよがしに小声で言いあう女達は、まるで洋一の学生時代の同級生の女達のようだ。

そう、だいたい女達が洋一に向ける視線は侮蔑に満ちていたし、放つ言葉は悪意に満ちていた。

そんな中で彼女だけ…優華だけだったのだ。
彼女だけが洋一を愛してくれるはずだった。

それがこんな性格の悪そうな女をはべらせてご満悦の…しかもホモの男に騙されるなんて!!!

そう、奴はゲイで今一緒にステージに立っているパートナーを恋人としているのだという。
女が好きじゃない癖に、たぶらかすだけはたぶらかすとはっ!!
許せない!!という感情がコンサート会場に来てよけいに募った。

鞄の中にはナイフが忍ばせてある。
よく切れるナイフをさらによく切れるように磨いできた。

それを確認するように、洋一は普段は背負っている鞄を手にしっかり握りしめて、きらびやかなステージ上をにらみつけるように視線を仇敵に向けた。

コンサートはアンコールにさしかかっていた。
一度舞台袖に引っ込んで、またパートナーの手を取ってステージに出てくる錆兎にファンが嬌声をあげる。

調子にのりやがって!と思いつつ、洋一は鞄の中からナイフを取り出して上着で隠す。
最後の1曲を歌い終わってファンから花束をもらっている錆兎。

今がチャンスだっ!!!
ドン!!と、近くの女達を突き飛ばし、洋一は奇声をあげながら錆兎に向かって一直線に走りだした。

「邪魔だっ!!どけっ!!!」
一斉に周りが悲鳴をあげて引いていくが、前列で逃げ遅れたらしい女が立ちふさがっているので、それを排除しようとナイフを振りかざしたその時だった。
…何かがその前に立ちはだかった。

いつの間にやら真っ白な物体。

「婦女子に手をあげるなど恥を知れっ!!!」
と、女が好きそうな忌々しい声がして、次の瞬間、手に衝撃が走る。

一瞬体勢がゆらぐものの洋一はすぐに立て直して再度ナイフを振りかざす。
何かを切り裂く感覚。

しかしすぐに再度衝撃が走って手からナイフがはじけ飛んだ。


「くっそおぉぉ!!!!死ねっ!!!死ねよっ!!!!!」
武器がなければせめて拳で、と、殴りかかろうとした洋一の身体にまた何かがぶつかってくる。

今度はお前ごとき相手にする気はないとばかりの

「黙れっ!!俺は忙しいっ!!!!
義勇っ!大丈夫かっ!!!!」
と、言う言葉と共に横腹に走る衝撃。

ズザザザザーーーっと床に吹っ飛ばされてあまりの衝撃に息もできない。

白い影がもう洋一になど用はないとばかりに走り去っていくのが視界の端に移るが、追う事すら出来ない。

その直後、警備員が駆け付けて、ぶざまに床に転がったままの洋一を引きずり起こして退出させた。

こうして当座の身の安全が図られた時点でまた
「死ねっ!!死ねえぇぇ!!!!」
と叫び続ける洋一の視界に最後に入ったのは、洋一の方など見向きもせずに背を向けて何故か相方を抱きしめている錆兎の姿だった。





――にらまれている…
と、ステージに立った錆兎はもう何回も思った。

前列2列目あたり。
ディスプレイで見た時も、自分達のファンっぽくないなと思った男。

男のファンがいないとは言わないが、どうも空気が違う。
明らかに楽しんでいないどころか、嫌悪感とか敵意とか、そういうマイナスの感情を感じる。

まあ義勇に害がなければ自分的には仕方ないと思わないでもないのだが……
と、念のため警告をしておこうと、隣で澄ましてベースを奏でる恋人の肩にトンと軽く背中をあてる。

しかしそこで気づいていないのかとばかり思っていた義勇は、

(…なんかこっち睨んでるから…錆兎気をつけて)
と、こそりと逆に注意を促して来る。

(なんだ、気づいてたのか…)
と、全く表情に出ない義勇に驚く錆兎だが、義勇は
(気づくよ。俺の方が錆兎より他人に見られるの慣れてないし)
と、やはり澄まして軽く肩をすくめた。

なるほど…それは確かに。

赤ん坊の頃から芸能界に居た錆兎と違って義勇がこの世界に入ったのはたった2年前で……

(オーディションでは緊張してプルプル震えてたのにな)

と、初めて2人が出会った映画のオーディションで自信なさげにぎゅっと手を握り締めて泣きそうになっていた義勇を思い出してしみじみした。


体格はいくら錆兎が食わしても細いままだが、義勇はこの2年間でなんというか…どことなく逞しくなった気がする。

捨てられてダンボールで震えている元家飼いの子猫から、一般家庭でのびのび育てられた猫くらいには……

まあ、放っておけないのは一緒なのだが……


(ま、俺は義勇に実害がなければ何でも良いけどな)
と、その耳元に唇を寄せて言葉を落として離れ際にカプっと軽く耳朶を甘噛みをすると、2人の絡みも楽しみにしているお嬢様達から、ひときわ大きな黄色い悲鳴があがる。

それに対して義勇が驚いて真っ赤な顔をしてポコポコぶってくるのに、錆兎は笑って演奏を再開した。


そんなやりとりに少し緊張もほぐれて、義勇もしばらくは視線が気になりつつも演奏に没頭する。

そうして何事もなくコンサートの最後の曲が終わり、その後アンコールに応えて再度ステージへ。

その後アンコールも歌い終わって、錆兎と互いに左右に分かれ、ファンから直接花束を受け取る。
これも小人数ライブならではだ。

…と思っていると、客席の方から悲鳴が聞こえた。

振り返ると目に映るのはステージから飛び降りる恋人と、客にナイフを振りかざした男。


「婦女子に手をあげるなど恥を知れっ!!!」

と、錆兎は飛び降りた勢いでナイフを持った暴漢の手を蹴り飛ばして、客を庇うように腕の中へ抱き寄せるが、いったんは体勢を崩した男はしかし体勢を立て直して再度錆兎の方へ。

「さびとぉぉーーー!!!!」
と、必死にそちらに駈けつける義勇。

男が振りかざしたナイフから客をかばう錆兎の腕をかすめるナイフ。
その瞬間、頭が真っ白になる。

──うっあああぁぁああーーーー!!!

錆兎の血を見て義勇は叫んで自分を自分で抱きしめるようにすると、その場にへたり込んだ。

再度錆兎が男の手を蹴りあげて、キラキラと光を浴びながら宙を舞うナイフ。

だがそれにも気を止めず、
「くっそおぉぉ!!!!死ねっ!!!死ねよっ!!!!!」
と、素手になっても今度は自分の方に向かってくる男に

「黙れっ!!俺は忙しいっ!!!!
義勇っ!大丈夫かっ!!!!」
と、もう男のことなどどうでも良いとばかりに思い切りその腹に蹴りをいれて男を床にふっとばすと、錆兎は義勇に駆け寄っていく。

そうして
「義勇、義勇、大丈夫か?」
と、抱きしめると

「さびと…さびと…怪我……」
と、涙目で見上げる義勇。

「ああ、かすり傷だから大丈夫だ」
「…でも錆兎の腕……」
「…たいしたことない」
「…っ!たいしたことあるっ!!殴ってくるっ!!」

間近で傷を見て何か感情が爆発してしまったようで、義勇が立ち上がりかけるのを

「も警備員が来たからやめておけ」
と、錆兎がそっと腕の中に引き戻した。

「でもっ!!あいつ錆兎を傷つけたっ!!」
そういう義勇に錆兎はやはり静かな口調で

「かすめただけだ。
それよりやりすぎて過剰防衛で捕まっても馬鹿みたいだろ」
と言う。

過剰防衛だ?捕まるだ?
それがなんだと言うのだ。
大事な大事な、義勇にとって世界の中でなにより大事な錆兎を傷つけた相手に鉄槌を下すためなら、そんなこと、些細なことだ。

そう主張すると、錆兎は、些細な事じゃないぞ?と、苦笑する。

そして続く言葉

――お前が捕まったら、俺は毎朝誰のために目覚めのコーヒーを入れて誰におはようの口づけを贈れば良いんだ?
で脱力する。

そうして落ち着いたところで、

──馬鹿は放っておいて、お前の歌声で俺と怖い思いをさせたレディを癒やしてくれ。
と、甘いイケボで耳元で囁かれれば、錆兎の顔も声も大好きすぎる義勇が拒めるわけがない。


──…うん…何にする?

と問えば、錆兎がピックアップしたのはなんと聖歌。

──そうだな…あれがいい。聖歌305「み母マリア」
──まじか?
──男に二言はない。堕天した元天使様には主旋律を歌わせてやろう。俺はあわせる。
──…わかった……

そんなやりとりののち、二人して舞台に戻ると、

「堕天した元天使の悪魔が歌う聖歌だ。
今回のみの特別サービス。
最後に聴いていってくれ」

と天使な錆兎が言って、非常に珍しい、ぽろんぽろんとギターの音に合わせた天使と悪魔の聖歌がライブ会場に響き渡った。






【事件で】さびぎゆを語るスレ28【激震!!】

1:以下、名無しに変わりまして腐女子がお送りします

人気ビジュアル系ユニット【Eden's wings】の鱗滝錆兎と冨岡義勇の腐つくしさについて語るスレです。

…と言うのが普段なんだけど、今回は2人のライブに暴漢乱入&錆兎が刺されたってことで緊急スレたて

ニュースで知った人も現場にいた人も語りましょう


2:以下、名無しに変わりまして腐女子がお送りします

>>1:スレたておつ
びっくりした。ニュース見てマジびっくりした。


3:以下、名無しに変わりまして腐女子がお送りします

>>1:スレたておつです。

うんうん、びっくりした…というか、ショックで泣きそう。
錆兎大丈夫なの?
現場に居た人いない?


4:以下、名無しに変わりまして腐女子がお送りします

>>3:(゜∇゜)ノ

現場いたよ~。
錆兎に怪我させやがったアホは死ねと思うけど、錆兎は元気そうだった。
暴漢蹴り飛ばして床に転がすくらいには元気だったw
むしろ義勇の方が死にかけてた。


5:以下、名無しに変わりまして腐女子がお送りします

>>4:おおーー!!!実況よろっ!!!(´;ω;`)


6:以下、名無しに変わりまして腐女子がお送りします

>>5:ほいな、では最初から~

まあ今回のライブはファンクラブ限定抽選で当たった超ラッキーなファン200名限定のミニコンサートで、その200名に入れた幸運を噛みしめながら、会場入りした私モブ女。

で、例の暴漢。
開演前から目立ってたんだよね。
なんか場違いな感じの若い男。

確かにほら、【Eden's wings】って男性ファンもいるにはいるんだけどさ、男のファンて2極で、すごく内気でそういうのに憧れてますって感じか、バリ気合い入ってる感じかじゃない。

どちらでもないの。
なんていうのかな…引き籠っていそうな雰囲気のやつ?
どことなくキモい感じ。
だから皆それとなく遠巻きに見てたんだよね…


7:以下、名無しに変わりまして腐女子がお送りします

あー、わかるっ!
あたしも当日行けた超ラッキー組の1人だけど、そいつの斜め後ろくらいにいたのよ。
なんかね、ずっと何かブツブツ呟いてて、ヤバい奴なんじゃね?とか思ってた…ら、本当にヤバい奴だった。


8:以下、名無しに変わりまして腐女子がお送りします

そそ。コンサート自体は最高だったんだけどね。
2人とも相変わらずエロくてww


9:以下、名無しに変わりまして腐女子がお送りします

(゚д゚)(。_。)(゚д゚)(。_。) ウンウン
錆兎は割と客席にも笑顔向けてるんだけどさ、義勇は客気にしてないのねw
いつもいつも錆兎を気にしてんのまるわかりww


10:以下、名無しに変わりまして腐女子がお送りします

>>9:だよねwww
でもそこが良いっ(=´∇`=)

でもたまにそうやって義勇が全然気にしてくれない時は、自分からちょっかいかけに行っちゃう錆兎も可愛い(*´艸`*)


11:以下、名無しに変わりまして腐女子がお送りします

そそ。最初の方っていつも義勇は緊張してる感じで、錆兎は本番中しょっちゅう義勇抱きしめに行くし…今回なんて何か耳元で囁くついでに耳甘噛みして真っ赤になった義勇にぶたれてたwww


12:以下、名無しに変わりまして腐女子がお送りします

なんですとっ!!∑( ̄□ ̄;)
それ、みたかった、みたかった、見たかったーーーーー!!!!!


13:以下、名無しに変わりまして腐女子がお送りします

同じくその場に居たかったっ!!・゚・(つД`)・゚

もう、刺す刺さない以前に、ファンでもないのにファン垂涎のチケットを1枚奪取した暴漢許すまじっ!!!!
そのチケットあたしに寄越せえええーーーー!!!!!ヽ(`д´)ノ


14:以下、名無しに変わりまして腐女子がお送りします

>>13:だよね、だよねっ!!!!


15:以下、名無しに変わりまして腐女子がお送りします

もうさ…錆兎は天使は天使でも戦う大天使ミカエルって感じで、真っ白な地に金の剣の刺繍の入った衣装がめっちゃ似合ってて、むちゃくちゃカッコよかった。

余談だけどさ、ミカエル様のエンジェルカラーってパープル、錆兎の瞳の色なんだよね。

で、義勇の方は逆に黒地に蒼い斧の模様の衣装で、シックでシンプルなんだけど、なんか退廃的な雰囲気があって色っぽいの(*ノェノ)


16:以下、名無しに変わりまして腐女子がお送りします

あ~…でもさ、2年前の映画公開時からずっとファンやってる身としてはさ、義勇はすごく変わったなぁと思うね。


17:以下、名無しに変わりまして腐女子がお送りします

>>16:わかるっ!明るくなった。


18:以下、名無しに変わりまして腐女子がお送りします

だよねっ!!
最初錆兎に連れられてメディア登場した頃ってさ、なんていうか…捨てられてダンボールで泣いてる元室内飼いの子猫みたいな雰囲気あったけど、最近は幸せな家庭でのびのび育った猫みたいだよね。
最初はほんと、今にも死んじゃいそうな雰囲気あったもん。


19:以下、名無しに変わりまして腐女子がお送りします

>>18:そそ。まあ、錆兎がいることが前提だけど。


20:以下、名無しに変わりまして腐女子がお送りします

綺麗な顔立ちとかは相変わらずなんだけどねぇ…華奢だし。


21:以下、名無しに変わりまして腐女子がお送りします

まあ…メディアに初見えした頃にはすでに18だったはずだしね。
見た目は劇的には変わらないよね。


22:以下、名無しに変わりまして腐女子がお送りします

だねぇ…雰囲気ほんと変わった。
まあ…錆兎が漢すぎるから、それでも逞しさはなかなか感じられないんだけどww


23:以下、名無しに変わりまして腐女子がお送りします

あ~、それねっ!
今回の錆兎はマジすごかったもんね!

マジ、武器持ってる相手に蹴りいれるとか、普通ありえないよねっ!

逃げ遅れたファンの子が刺されそうになったのに気づいた錆兎が
『婦女子に手をあげるなど恥を知れっ!!!』
って羽飛び散らせながらステージ上から飛び降りて蹴りっ!

もうね…むっっっちゃカッコ良かったんだよっ!!!!(*ノェノ)
無理だったっ!!
悪と戦う本物の大天使ミカエル様を見た気分だったよっ!!!!


24:以下、名無しに変わりまして腐女子がお送りします

>>23:それなっ!!!!
もう尊すぎて目が潰れるかと思ったっ!!!!


25:以下、名無しに変わりまして腐女子がお送りします

うあああーーーーー!!!!!
めっっっちゃ羨ましいっ!!!!
つか、暴漢許すまじっ!!!!
ほんっっきでチケット、あたしに譲るべきだろおおおおーーーー!!!!!!
見たかった見たかった見たかったあああああーーーー!!!!!!!


26:以下、名無しに変わりまして腐女子がお送りします

>>25:落ちつけ。暴漢がチケット持ってなかったら、そもそもそのシーンがなかったからw


27:以下、名無しに変わりまして腐女子がお送りします

確かにwwww


28:以下、名無しに変わりまして腐女子がお送りします

で、そのままその子を庇うように抱き寄せたところに暴漢が体勢立て直してきて、かばった腕を切りつけられて、そこで駆け付けた義勇がパニック&号泣。

そしたら、義勇を慰めることのほうが優先事項だったらしくて、まだ死ね死ね言ってる男に

「黙れっ!!俺は忙しいっ!!!!
義勇っ!大丈夫かっ!!!!」
って言いながら、その横腹に怒りのエンジェルキック炸裂!
男、めっちゃすっ飛んでた。

錆兎の脚力ヤバいねっ!!
男もう立てずに床に転がってて、錆兎は一路、泣いてる義勇の元へ。

かすり傷だから大したこと無い。大丈夫、とか言うんだけど、なんか義勇がその言葉に…キレちゃったみたいで、『たいしたことある!殴ってくる!』って暴漢を殴りに行こうとするんだけど、それを止めてなだめる錆兎。

もう力の差が歴然で、錆兎に抱え込まれると抜け出せない義勇が可愛い。

だけど、それでも怒ってて男に鉄槌下しに行こうとあがいてたのを、
『過剰防衛で捕まっても馬鹿みたいだろ』って止める錆兎。

でも義勇の怒り収まらずで
『世界で一番大事な大事な大事な錆兎を傷つけた奴に天誅下せるなら俺が捕まるくらい些細なことだっ!構わないっ!!』
とか泣きながら言ってるのも、もう無理すぎてその場で卒倒しそうだった。

けど、トドメはそのあとの錆兎だったよ…

『些細な事じゃないぞ?』
って義勇を抱きしめながら、次に言った言葉…

――お前が捕まったら、俺は毎朝誰のために目覚めのコーヒーを入れて誰におはようの口づけを贈れば良いんだ?


29:以下、名無しに変わりまして腐女子がお送りします

うあああぁぁああーーーー!!!!


30:以下、名無しに変わりまして腐女子がお送りします

さすが錆兎、それは…死ぬっ!!
あのイケボでそんな言葉囁かれたら腰抜けるね!!


31:以下、名無しに変わりまして腐女子がお送りします

でもそれ、毎日やってるのか~~!!!(。>﹏<。)


32:以下、名無しに変わりまして腐女子がお送りします

さびぎゆの家の天井になりたい…(´;ω;`)
天井になって毎朝義勇におはようのキスする錆兎を眺めたいよ。


33:以下、名無しに変わりまして腐女子がお送りします

同じくさびぎゆの家の壁になりたい(ノ∀`)


34:以下、名無しに変わりまして腐女子がお送りします

そのあとさ、義勇も落ちついたところで錆兎がね、義勇の耳元で
──馬鹿は放っておいて、お前の歌声で俺と怖い思いをさせたレディを癒やしてくれ。


35:以下、名無しに変わりまして腐女子がお送りします

うあああーーーー!!!!さびとぉぉおおーーー!!!!!


36:以下、名無しに変わりまして腐女子がお送りします

なにそれ、どこの乙女ゲーっ?!!!


37:以下、名無しに変わりまして腐女子がお送りします

もう…なんていうか…素でイケメンだな……


38:以下、名無しに変わりまして腐女子がお送りします

そそ、その後ね、なんと錆兎のリクエストでなんと二人で聖歌歌ったんだよっ!!

錆兎いわく…
「堕天した元天使の悪魔が歌う聖歌だ。今回のみの特別サービス。最後に聴いていってくれ」
って!!!

天使と悪魔がちゃんとハモって歌うの。
主旋律は義勇が歌ったんだけど、すっごい美声。
普段の歌とは全然違う雰囲気で、なんだかこう…堕天した天使が歌う聖歌は切な神々しかった


39:以下、名無しに変わりまして腐女子がお送りします

うわーーーそれ聴きたかった!!(TдT)


40:以下、名無しに変わりまして腐女子がお送りします

あーーーもう好きっ!!!
2人は早く結婚すれば良いと思うよっ!!!(*ノェノ)


41:以下、名無しに変わりまして腐女子がお送りします

やっぱりさびぎゆはテレビよりもコンサート行きたいよね。


42:以下、名無しに変わりまして腐女子がお送りします

わかるっ!!
ファン皆も好きだけどさ、コンサートの方がいちゃつく2人が見られるし(≧∇≦)


43:以下、名無しに変わりまして腐女子がお送りします

だね、テレビだと限度あるもんね。
よく錆兎が結構濃厚にまとわりつきながら『公共の電波でこんなことしてたらお出入り禁止になる』って笑ってるもんねwww


44:以下、名無しに変わりまして腐女子がお送りします

だよねwww
だって下手すればステージ上でディープキスどころか、義勇も錆兎の首元肌蹴て噛んだり口づけたりして、痕付いたってご満悦だったりするもんねwww


45:以下、名無しに変わりまして腐女子がお送りします

うんうん。
義勇って昔は恥ずかしがり屋なイメージだったけど、コンサートでは二人して絡み合ってるもんね。
なんていうか…マーキングする野生動物みたいwww


46:以下、名無しに変わりまして腐女子がお送りします

【狼が涙を零す時】…だから、狼なんだよwww


47:以下、名無しに変わりまして腐女子がお送りします

>>46:それなっ!!


48:以下、名無しに変わりまして腐女子がお送りします

コンサートの時の二人の台詞とかも妙に色っぽいし…好き(*ノェノ)


49:以下、名無しに変わりまして腐女子がお送りします

――良い子にお仕事しろ
とか絡みすぎる義勇に苦笑して言う錆兎に、
――魔界まで堕ちて来てくれ…天使様…
とか、義勇が切なげにで言う図がね…


50:以下、名無しに変わりまして腐女子がお送りします

どっちも良い…好き…(*´艸`*)


51:以下、名無しに変わりまして腐女子がお送りします

あと、同じような事言われた錆兎が
――昨夜はあんなに可愛かったのに……
とか言って、それに真っ赤になってぱたぱた錆兎をぶつ義勇とかね、さすがにテレビでは見れないもんね。


52:以下、名無しに変わりまして腐女子がお送りします

昔のぴゅあっぴゅあな義勇を一生懸命お守りする錆兎って図も好きだったけど、今のエロ可愛い義勇に振り回されてる錆兎の図も好き(≧∇≦)

まあ…テレビだと若干以前の感じに近いけど。
コンサート行って2人の大人なやりとり見ると、もう2倍美味しい♪


53:以下、名無しに変わりまして腐女子がお送りします

とりあえず錆兎の怪我がたいしたことないみたいで本当に良かった(´;ω;`)


54:以下、名無しに変わりまして腐女子がお送りします

だよね。犯人いわく好きな女の子に錆兎が好きだからってフラれたからって事での犯行だったみたいだよ。
それで錆兎に何かあったら義勇も確実に死ぬ。
逆もしかり。


55:以下、名無しに変わりまして腐女子がお送りします

うあ~最低!
でも怪我した当人より義勇の方がショック受けちゃうのがさびぎゆだよね。


56:以下、名無しに変わりまして腐女子がお送りします

うんうん…記者会見での義勇、めっちゃ表情固かったし目が死んでたもんね……


57:以下、名無しに変わりまして腐女子がお送りします

そそ、アレ見てあたし錆兎がよっぽど重傷だったのかと思ったのよ。


58:以下、名無しに変わりまして腐女子がお送りします

(゚д゚)(。_。)(゚д゚)(。_。) ウンウン
どっちが怪我人なのかわからない勢いだったよね…。
義勇の方がよほど顔色悪かった。


59:以下、名無しに変わりまして腐女子がお送りします

でも、記者の質問に笑顔で答えながら、錆兎が死にそうな顔してる義勇の口にせっせとお菓子放り込んでたのには笑った。


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深刻な顔で死にそうな義勇に引きずられて全体的に深刻な雰囲気になってたから、あれで一気に和んだよねww


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義勇、細いのに食いしん坊だから可愛いww


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記者会見でもお菓子並んでるしねwww


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あれで20歳なのが……


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コンサートではカッコいいけど、テレビでは世界で一番可愛い20歳ww


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もう錆兎も落ち込ませるくらいなら責任とって嫁にもらえば良いと思います(゜∇゜)


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それいいなwww


67:以下、名無しに変わりまして腐女子がお送りします

どちらにしろ…錆兎は元気そうだけど、義勇のメンタルが心配だね


68:以下、名無しに変わりまして腐女子がお送りします

うんうん、早く元気になると良いね~


69:以下、名無しに変わりまして腐女子がお送りします

だね~。


70:以下、名無しに変わりまして腐女子がお送りします

まあ…今回は抽選当たったラッキー組、報告おつ&ありがと~
次は楽しくファン皆の話で盛り上がれればいいね~


71:以下、名無しに変わりまして腐女子がお送りします

だね~。おつ~~


72:以下、名無しに変わりまして腐女子がお送りします

おつつ~~








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